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暮らしに役立つおばあちゃんの知恵袋

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朝スッキリ!二日酔い解消法


   
    二日酔いで苦しむイラスト

−目次−
解消法その1「大根おろししょうが」
解消法その2「しじみ汁」
解消法その3「緑茶」
解消法その4「トマトジュース」
解消法その5「キャベツ」

■解消法その1「大根おろししょうが」


 大根おろしのイラストすりおろしショウガのイラスト

二日酔いの酔い覚まし薬といえるほど、胃がスッキリするのが「大根おろししょうが」です。文字通り、大根おろしとしょうがのおろし汁をまぜたもの。大根酵素のジアスターゼと、吐き気・頭痛を抑える、生姜の成分ジンゲロールの力で、二日酔いで弱った頭と体を、シャキッとさせてくれますよ。大根おろし1/2カップと、しょうが1片をおろした汁を混ぜ合わせるとできあがりです。それをぐいっと、一気に飲みましょう。どんより曇ったような二日酔いの朝が、だんだん爽やかになってきますよ。



■解消法その2「しじみ汁」


  しじみ汁のイラスト」

二日酔いの体調不良を、朝のしじみ汁によって救われた方は多いはず。しじみにはアミノ酸の一種のオルニチンが含まれています。このオルニチンには、弱った肝機能を高めてくれる働きが。昔から「二日酔いにはしじみ」と言われてきましたが、それにはきちんとした理由があったのです。

 しじみのイラスト

しじみ汁の作り方はとてもシンプル。
(1人分)
用意するしじみは砂出しをしたもの60g。洗って水をきったしたしじみと、水1カップを入れて火にかけます。しじみの口があいたらあくをとり、みそ大さじ1弱をといてください。しじみは冷凍すると、うまみ成分のグルタミン酸が増えるので、冷凍して使用するようにしましょう。



■解消法その3「緑茶」

 緑茶のイラスト

二日酔いの朝は、飲むならコーヒーよりも、緑茶を飲みましょう。二日酔いの元凶は、飲みすぎから体内に作られたアセトアルデヒドです。この成分には毒性があり、肝臓で分解されずに体内に残ると、二日酔いの頭痛や吐き気の原因に。でも緑茶を飲むと緑茶に含まれるレモンの約5倍といわれるビタミンCが、肝臓が行うアセトアルデヒドの分解を促進してくれます。また緑茶のタンニンには強い利尿作用があり、排尿によりからだにまだ残っているアルコールの排出を促します。緑茶の成分のカフェインも、頭痛を和らげてくれるので、重い気分がいつのまにか緩和されています。緑茶は知られざる二日酔いに効く飲み物だったのです。

鎌倉幕府三代将軍・源実朝は、ある日強い二日酔いでしたが、臨済宗開祖の栄西の勧めたお茶で、症状をなおしたというくだりが、鎌倉幕府史の「吾妻鏡」にあります。お茶は鎌倉時代から、二日酔いの薬としても用いられていたようです。なおこの緑茶を煎じると、さらに効果がパワーアップ。緑茶の成分タンニンが濃密になり、アセトアルデヒトを強力分解。さらに利尿作用でアルコールを、体の外へ排泄します。
・煎じ方
1鍋に緑茶の葉10グラムと、600tの水を入れて中火にかけます。
2水分が半減するまで煎じます。

★お茶に「梅干し」を入れると、スッキリ感がさらにパワーアップ!

梅干しのイラスト
前述の緑茶(番茶でもOK)に、梅干しを入れてみましょう。梅干しの主成分のクエン酸は、胃酸を中和する働きが。またアルコールで弱ってる胃の粘膜の修復をするので、むかつきや吐き気が緩和されますよ。湯呑に梅干しを1個入れたら、おはしでつぶします。醤油を小さじ2杯入れてよく混ぜて、上から熱いお茶を注ぎましょう。ほんの少々、ショウガのしぼり汁をたらせば、ショウガの成分ジンゲロールが吐き気撃退にひと役買ってくれますよ。



■解消法その4「トマトジュース」

 トマトジュースのイラスト

トマトジュースは、抗酸化力が強いリコピンが、二日酔いの元凶アセトアルデヒドの働きを止めてくれるドリンクです。また成分のリンゴ酸やクエン酸が、スキっと胃に爽快感をあたえてくれますよ。二日酔いの朝は体は脱水状態になっています。トマトジュースを飲んで生気を取り戻し、元気に1日をはじめましょう。

■解消法その5「キャベツ」

キャベツの写真キャベツジュースの写真

お酒のみを自認する方に、ぜひとも覚えておいて欲しいのが、キャベツの持つ凄パワー。ついつい飲みすぎた夜の翌朝、キャベツが弱ったあなたの胃腸をサポ―トしてくれますよ。アルコールには胃酸の分泌を促進する働きがあるため、飲みすぎると胃酸が大量に分泌されて、胃の粘膜が傷ついてしまいます。飲んだ後の胸焼けや胃酸の逆流などはそのせいです。そこでキャベツ。キャベツのもつビタミンUには胃酸の分泌を抑制する効果が。加えて胃酸でただれた胃腸の粘膜を修復する働きも。ビタミンUの別名はキャベジンといいます。胃腸薬の名前にもなっているこの成分、なるほどその効果のほどが分かります。キャベツの食べ方は生やジュースなど、フレッシュな形でとれば爽やかです。