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暮らしに役立つおばあちゃんの知恵袋

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■おばあちゃんの知恵「夏バテ撃退法」

夏バテの回復の特効薬はコレ!

            夏バテに負けない女性のイラスト

-目次-
夏バテの秘訣は自立神経を鍛える!
バテた体に梅干しパワー
夏バテに甘酒
ドクダミ茶
ビタミンB1食品がお奨め
腹巻と焼き塩湿布、生姜葛湯


1夏バテの秘訣は自立神経の安定を図る!
汗をかく運動のイラスト
体の新陳代謝が盛んだと、夏バテにも強いもの。体内を血流が活発に流れて、その結果自立神経が安定しています。自立神経が安定すると、内臓や筋肉に悪影響を与えるような疲れが残ることはまずありません。しかしエアコンの効いた部屋と酷暑の屋外を行き来したりすると、温度の激しい落差には自立神経は弱く、バランスを崩してしまいます。すると新陳代謝が停滞して、体温の調節がうまく機能しなくなって、抜けない疲れや不眠を呼び込むことに。そこで夏場は暑いからといって体を休めるよりも、適度に体を動かして汗を流し、新陳代謝を活発にして、多少の温度の落差など影響しない体づくりをしましょう。また運動の後は体内の水分やミネラルが不足しています。熱中症予防のためにも必ず水分とミネラルの補給をして下さい。お奨めは次項に記した「梅ぼし」です。


2バテた体に梅干しパワー

梅干しのイラスト

前述のようにお薦めしたいのが、疲れに効果がある食品「梅干し」で作る「梅醤番茶」。湯呑みに大さじ半分の醤油を入れて、熱々の番茶を注ぎ、梅干し1個を中にほぐした飲み物です。梅干しのクエン酸と、番茶の抗酸化成分カテキンが、夏バテでしなびた体を目覚めさせ、元気にしてくれますよ。夏風邪の引きはじめにも効果あり。

また梅干しを潰しペースト状にしてポットに入れ、水を加えて入れてよくかき混ぜた「梅干し水」も、夏バテはもとより、熱中症の予防にも力を発揮します。冷蔵庫に冷やして、折にふれて口にしましょう。熱暑により消失する体の水分や塩分が補給できます。また暑さで体がグロッキーになった時もすばやくこの「梅干し水」を飲みましょう。


3夏バテに甘酒

甘酒のイラスト
昔から伝わる夏バテの特効薬といえば「甘酒」です。甘酒は現代では冬の飲み物と思われていますが、江戸時代では夏の風物詩を飾る飲み物で、暑さでバテた時に体に元気を与えるドリンクだったのです。甘酒にはブドウ糖をはじめ、ビタミンB1、B2、B6、アミノ酸にパントテン酸など、元気になる栄養が一杯です。病院の点滴と同じ成分なので、夏バテには最適のドリンク。今でも甘酒が、俳句の夏の季語なのは、昔の名残だという話です。「体がイマイチ」という時には、ぜひ甘酒を飲んでみては?


4ドクダミ茶

ドクダミの写真

畑仕事の農家の方やガーデニングを趣味とする人が目のかたきにする植物のドクダミ。抜いてもまたすぐに生えてきてちっとも姿を消しません。その生命力に根負けしてしまいます。でもこの生命力が、つよい成分の証なのでしょう。実はドクダミは我が国三大薬草といわれるほどの癒しの効力を持っているのです。その特有の成分クエルシトリンは、新陳代謝を促進させて疲れたり弱った体を目覚めさせます。疲労回復や、疲労から生まれる毒出しを、行ってくれるのです。このドクダミを夏バテ対策に用いるにはドクダミ茶を飲むことがお奨めです。ドラッグストアにドクダミ茶は売っています。畑や庭に自生している方は、ご自分でドクダミ茶を作ってもも。作り方は簡単です。ドクダミを摘んだら陰干しして乾燥させます。かわいたら、ドクダミの葉10gを1.5ℓの水を使って、5分間ほど弱火で沸騰させると1日分のドクダミ茶が。ドクダミ茶はぬるいとおいしくありません。熱々か、冷たく冷やしてお召し上がりください。なおドクダミは、便秘解消の力があるため、いっきに飲んでしまうとお腹が緩くなってしまいます。1日分を6回ほどに分けて飲みましょう。今年の夏はドクダミで元気に過ごしてください!


5ビタミンB1食品がお奨め
ビタミンB1を含む食品のイラスト
ビタミンB1は疲れを抜いて、体を元気にするビタミンです。私たちが食事でとった糖質はエネルギーになりますが、このエネルギー変換を助ける成分なのです。この働きにより体も心も、安定がはかれます。ビタミンB1が不足すると、体はネガティブモードになって、食欲不振、全身の疲れだるさといった症状が。夏場なら夏バテにかかってしまいます。ビタミンB1は豚肉やうなぎ、玄米、大豆、ごま、ナッツ類、のりなどに豊富に含まれています。これらの食品を夏バテ対策に食べるようにしましょう。またビールのつまみの枝豆もビタミンB1が豊富ですよ!


腹巻と焼き塩湿布、生姜葛湯
腹巻のイラスト
・腹巻

日中のオフィスや就寝時の寝室でエアコンが効きすぎていると、腸を冷やしてしまいます。腸が冷えると腸内細菌の善玉菌の活動も低下、血流が悪くなり、下痢や便秘の症状も。こうした新陳代謝の悪化は夏バテ症状を招いてしまいます。夏場エアコンが効いた場所では、腸の冷えを守るために腹巻をしましょう。お腹を温めることで夏場の健康が保たれます。
・焼き塩湿布
お腹が冷えて胃や腸の働きがダウンしているな、と感じたら焼き塩湿布がお奨めです。肩こりや腰痛などの痛みにも効きます。
参照 焼き塩湿布の方法
・下痢は生姜葛湯で手当
夏バテで下痢が続いた時は、1カップの水と葛粉大さじ1を煮たてたら、黒砂糖大さじ1と生姜しぼり汁小さじ1を入れた生姜葛湯をおやつがわりにしばらく飲めば、冷えた胃や腸がポカポカ、整ってきますよ。