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美顔に役立つおばあちゃんの知恵袋

TEL. 090-1211-0042

〒879-1505大分県速見郡日出町
川崎1612番地1

美顔を作る洗顔術

-目次-
【1】肌がしっとり米ぬか洗顔
【2】毛穴まわりの汚れにあずき
【3】絹~舞妓さんに伝わる絹洗顔
【4】すべすべの肌「酢」
【5】きめ細かな泡の野菜ネット
【6】塩~ハリとつるつるの美肌づくりに
【7】ホウレン草で脂肌解消
【8】乾燥の肌は洗顔後の蒸しタオルパック
【9】肌荒れに桃の葉
【10】ドクダミで肌荒れ改善
【11】馬油で手入れ
【12】つるつる米のとぎ汁洗顔ととぎ汁パック


顔がピカピカになった女性のイラスト

【1】肌がしっとり米ぬか洗顔

玄米の精米時にでる、表皮や胚芽を袋に詰めた「ぬか袋」は、天然の保湿成分がたっぷり。我が国では昔から石けん代わりに用いられてきました。米ぬかは玄米精製時に出る種皮や胚芽などの部分で、油分やビタミン、ミネラルに富み、肌の汚れを落とすだけでなく、潤いや滋養を与えてくれます。石けんのような泡だちはありませんが、余分に皮脂を奪わないので、洗い上がりの肌はしっとりと自然。長い間日本人の肌を守ってきた伝統の洗顔料です。

(1)「ぬか袋」の作り方
1米ぬかを準備
自宅に精米機があれば自分で玄米を精米します。ない場合は米屋やスーパーで入手できます。
米ぬかの写真
2布良のガーゼにのせる
清潔な布良のガーゼに米ぬかを大さじ1程度をのせます。
3口を縛って出来上がり
ガーゼに包んだ中身がこぼれないように、しっかり口を縛ります。ガーゼのかわりにお茶パックに入れて用いることもできます。
米ぬかをガーゼに包んだ米ぬか袋

(2)「ぬか袋」使い方
ぬるま湯でぬか袋をよくもんだのち、そのお湯で洗顔しますが、直接顔を袋で、くるくるマッサージする方法も。使った「ぬか袋」は保存できません。化粧品とちがって「ぬか」は天然の素材です。いったん使うと腐りやすいので、そのつど新しいものを使いましょう。

・注意!白米のとぎ汁は効果うす
無洗米などのように、現代の白米には米ぬか成分が含まれていないお米もあり、とぎ汁には美容効果が期待できません。ちなみに白濁したとぎ汁は澱粉で、米ぬか成分ではありません。



【2】毛穴まわりの汚れにあずき

小豆のイラスト

あずきの成分サポニンが、毛穴まわりの脂よごれや、角質化した肌をいたわります。軽く炒ったあずきを、すり鉢ですりつぶし、洗顔料や米ぬかに小さじ1を混ぜて使います。細かいパウダー状となったあずきの粉には、スクラブ効果も期待できます。



【3】絹
~舞妓さんに伝わる絹洗顔

まゆ玉のイラスト
古い絹の着物の端切れや、まゆ玉などでやさしく肌をマッサージすると、あか抜けた素肌に。これは京都の舞妓さんの間で伝わる、石けんを使わない、絹だけで素肌を磨く洗顔法です。絹たんぱくの働きで古い角質や皮脂の汚れが落ち、肌がしっとりとなめらかに。まゆ玉はぬるま湯で柔らかくほぐしてから使います。まゆ玉は今では100円ショップにも置いてあります。



【4】すべすべの肌「酢」

酢のイラスト

殺菌効果が強い酢には、肌をすべすべの弱酸性に戻す働きも。洗顔の仕上げには、洗面器の湯に数滴の酢を落とした酢水で、顔をすすぎましょう。なめらかな肌がよみがえります。



【5】きめ細かな泡の野菜ネット

洗顔料を上手に使うには、きめこまかな泡が必要です。その泡に肌の汚れが吸着するからです。泡でなでるように洗うと、洗顔料の成分が生きてきて肌の潤いが違ったものに。みかんやたまねぎなどの野菜ネットは、こうした泡を立てるのに最適な泡だて器です。



【6】塩
~ハリとつるつるの美肌づくりに

・洗面器にぬるま湯を張って、塩をひとつまみ入れましょう。その塩水で洗顔すると肌が浄化されて、つるつるに。塩の持つ殺菌効果で、にきびや吹き出物の予防にも。
・小鼻の黒ずみは、塩とオリーブオイルを指先につけて、マッサージします。毛穴まわりの汚れが落ちてスッキリしますよ。塩はミネラルたっぷりの天然塩を用いましょう。



【7】ホウレン草で脂肌解消

ホウレン草のイラスト
脂っぽい肌に悩む方には朗報です! ホウレン草のゆで汁が、美顔づくりに力を発揮しますよ。顔をテカらせる原因は余分な脂肪分ですが、ホウレン草の成分のサポニンには、この脂肪を溶かし分解する作用があります。つまり皮膚の中の過剰な皮脂や老廃物をお掃除してくれるのです。ニキビや吹き出物の予防に最適の野菜。洗顔後は顔の脂や汚れがとれてサッパリすっきり。洗顔する際は、わざわざゆで汁を作らずとも、ホウレン草をお料理に使った時に、ストックしておきましょう。



【8】乾燥が気になったら
洗顔後の蒸しタオルパック

肌が乾燥で悩むときは、入浴後や洗顔後に、しっとり肌をつくる蒸しタオルパックを行いましょう。小さじ1/2のバージンオリーブオイルやごま油を手にとって、顔に薄くのばしたら、蒸しタオルを3分ほどあてます。終わったら油をきれいにふきとって。



【9】肌荒れに桃の葉


昔から桃の葉は、肌荒れや湿疹によいとされてきました。成分のタンニンが肌を引きしめるとともに、肌の酸化をおさえて老化を防ぎます。また肌荒れに良いマグネシウムや、角質化を防ぐエムルシンが、美肌を作ってくれます。生葉を煮出してその汁をつけますが、煮汁を湯船のお湯の中に入れても同じ効果が。



【10】ドクダミで肌荒れ改善


肌荒れをはじめ、あせもやにきびなどには、古くから、野草のドクダミが力を発揮してきました。生葉の成分デカノイルアセトアルデヒドは、殺菌・抗菌作用をもち、肌トラブルの原因となる菌を抑制。またクエルシトリンやイソクエルシトリンが、新陳代謝を促進して毛細血管を強化するため、肌の隅々に新鮮な栄養と酸素が届きます。ドクダミは化粧水を作って毎日それを用いましょう。化粧水の作り方、使いかたはとても簡単です。
(1)よく洗ったドクダミの生葉100ℊに対してカップ1のホワイトリカーを用意して、これをミキサーに入れて生葉を粉砕します。
(2)この液をガーゼなどでこして下さい。
(3)こした液を別の容器に移して、小さじ2のオリーブオイルを加えてよく混ぜ合わせます。
(4)ドクダミ化粧水の使いかたは次の通り。ドクダミ液を5倍から10倍の水で薄めたものをコットンにとって、患部につけます。または患部をパッティングしても。10分後、患部のドクダミの液を水で洗い落としたら終了です。



【11】馬油で手入れ
馬油は昔から肌荒れによいとされてきた、スキンケアクリームです。名前の通り馬の脂が原料です。肌の水分の蒸発をおさえることで肌に柔らかさとなめらかさを与えるオレイン酸やリノレン酸、パルミチン酸を成分に含みます。効果としては保湿と血行促進、そして肌の炎症を抑える抗炎作用や、肌の殺菌などです。使いかたは簡単。患部に適量を塗るだけ。これだけで肌の荒れや乾燥がおさえられますよ。



【12】つるつる米のとぎ汁洗顔ととぎ汁パック
米のとぎ汁の写真
・米のとぎ汁洗顔

米のとぎ汁には米ぬかのセラミドやビタミンB群などの美容成分が豊富に含まれています。また角質化した古い皮膚を除くピーリングといわれる働きも。米のとぎ汁はお肌を美しくすることから、昔から入浴剤などにつかわれてきました。さてこの米のとぎ汁を使った、簡単美白洗顔法をご紹介します。洗顔法はいたってシンプルです。とぎ汁をお湯で1.5倍に薄めて、丁寧に肌になじませるようにして洗っていくだけ。バシャバシャと洗うよりも、ゆっくりしみとおらせるようにして洗いましょう。米ぬか洗顔のタイミングは、毎日のクレンジングと洗顔の後。手入れの仕上げに行えばOKです。米ぬかは保存できません。お米を研いだら溜めておいて、その日のうちに使い切りましょう。

・米のとぎ汁パック

米のとぎ汁パックも美白効果が。とぎ汁パックは次のような手順で行って下さい。
1お米をさっと水につけてほこりやゴミをとります。
2水を切ったら米をこすり合わせる感じで研ぎます。
3とぎ汁を器に入れてそのまま2~3時間放置します。とぎ汁は一度で使い切ります。保存不可です。
4放置したとぎ汁が上澄み部分とトロっとした沈殿部分に分離したら、上澄み部分を捨てます。
5器に残った沈殿部分を乾かします。これが米のとぎ汁パックのパック剤になります。
6いつものクレンジングと洗顔のあと、パック剤を指にたっぷりとって軽くマッサージするようにして顔中にのばしていきます。
7伸ばし終わったら5分ほどそのままにして。あとはパック剤が乾燥する前に洗い流せば完了です。