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シルバーバーチ小さな読書会

 

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第1巻 第1章あなたとは何か

霊訓ノート1 霊的存在と直観

いったいあなたとは何なのでしょう。ご存じですか。……今貴方が意識しておられるその自我意識が本来のあなた全体の意識であると思われますか。お分りにならないでしょう。

          


私たちは本来の自分とは何なのか解っていない存在であると、シルバーバーチはここで語っています。
いわば霊的盲目状態の私たちに、霊的自己というものを自覚させたくて語っているのです。

うーん、でもこれって変ですよね。
本来の自分というものが全然分かっていない私たちに、シルバーバーチはその霊的自己の存在を教えようとしているのですから。
分らない者にいくら説いても、分かりっこないのがこの世の常です。しかも話の内容は、目に見えない霊的な世界なのですよ。
霊的な不思議世界を感じとることができない私たちが、シルバーバーチの霊訓をぺらっと読んだところで、果たして理解などできるとでもいうのでしょうか。

ところがなぜか私たちは、この第1章を読み進めるにつれて、なんとなくでも「本来の霊的な自己」を理解してしまいます。これは私たちが頭ではなく、霊的な次元で、シルバーバーチの語る内容を、直観的に把握したからにほかなりません。

霊的直観は、霊視や霊聴といった霊的能力の中でも、さらに高度な力だといわれています。
その直感力をもって、私たちはシルバーバーチと名乗る霊が説く話に、胸落ちしてしまうのです。

思考を超えた理解力。霊的生活を歩むとき、この直観力が私たちの支えとなってくれます。時にその真理への信念がぐらついたり、不信感が生まれたり、また同じ道を歩む者との比較から、自己の存在が薄っぺらに見えたりすることがあります。

こうした時に帰るのが、心に刻まれている、この霊的な直観の足場です。シルバーバーチの霊訓を読んで心が開いた時のあの感動、人生の転換となったあの時の心。直観から得られたこうした感動は、常に自分が迷った時に私たちを支えてくれます。
なぜならその直観の向こうにこそ、シルバーバーチの語る本来の霊的存在の自己が息づいているからです。

夜空を見上げたとき、こんなちっぽけな頭でも、私たちは宇宙の広さを直観します。
せいぜいもって80年100年の命なのに、永遠という時間が理解できます。
これは私たちの魂が本来宇宙大であり、永遠の命であるからにほかなりません。
そのことを直観的に私たちは理解しているのですね。

魂の内に創造主が息づく私たち−。
宇宙と同一である私たちの魂。

この自覚のもとに、この第一章を再度読むと、シルバーバーチの語る私たちの本質が直観的に把握できると思います。

第一章全文はこちら。「シルバー・バーチ読書会 かつしか」さんのページへ飛びます。

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霊訓ノート2 神と同質の私たちの生命

あなた方は本来が霊的存在であり……この全大宇宙を創造し計画し運用してきた大いなる霊と本質的には全く同じ霊なのです。……その秘められた神性を開発しそれを生活の原動力とすれば、心配も不安も悩みも立ちどころに消えてしまいます。なぜなら、この世に自分の力で克服できないものは何一つ起きないことを悟るからです。

         


私たちはその本質において、この壮大な宇宙を創造した神と同じ霊的存在であるとシルバーバーチは語ります。
なぬ? と驚かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。または「やっぱり思った通りだった」とうなずかれる方もいるかもしれません。

私たちが本質的に神と同質だといわれて驚いても、または納得するにしても、どちらにせよ、現実はとてもちっぽけなとるにたらない「私」です。こんな私が、なにゆえに神と同質だとシルバーバーチはいうのでしょうか?疑問がむくむく湧いてきますよね。

屋久杉は巨大です。中でも「縄文杉」と呼ばれるものは、高さ25.3m、幹回りは16.4mもあり、推定樹齢は7,200年。縄文時代から生き抜いていることからその名前がついたといわれます。

この屋久杉の命は、7200年前の小さな一粒の種から始まりました。しかしその小さな種の中には、すでに現在の巨木の姿が存在していたのです。その生命が種の中に存在していたからこそ、現在こうして、雄々しい姿を私たちは見ることができるのですね。

屋久杉も他の植物と同じで、最初からあの姿があったわけではありません。最初は細いたよりない芽を出し、小さな幹はひょろひょろとして、時に風に折れたかもしれません。しかし種に刷り込まれた生命どおりに、悠久の時間をかけて生長し、約束されていた屋久杉へとなっていったのです。

シルバーバーチが語るには、私たちの魂の中には、すでに神と同質の生命の息吹が与えられている。今は取るに足らない存在であっても、無限の時を経れば、神と等しい巨大な魂に生長することが約束されているのだ、と語っています。
だから今現在の私たちのこの状態を憂慮することよりも、すでに神と本質的に同じ生命を与えられている、ということを直観する方が、生きるうえでずっと大切なことなのですね。

加えてシルバーバーチは、その私たちの魂には、心配も不安も悩みも立ちどころに消えてしまう、神の偉大な力が備わっているといいます。
克服することができないこの世の問題などない、そういう力を、私たちは秘めているのだと。

うーん、その力が欲しい! と私は切望するのですが、それにはどうすればよいのでしょうか?
「わが魂の内に存在する、神の波動に合った生活をすること、魂と精神と肉体を協調させ調和させる生き方をすることだ」と、霊訓の各章の中で、シルバーバーチは説いています。
おいおい霊訓を読み進める中で、その詳しい答えが出ている章に出会うことでしょう。

第一章全文はこちら。「シルバー・バーチ読書会 かつしか」さんのページへ飛びます。

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