夏場だけではなく、スポーツの後や、お鍋を囲んだ冬場でも、冷たいビールのおいしさは格別ですね。でもそれだけではなく、実はビールは、栄養に優れた発酵食品なのです。
ビールには疲労回復効果が
ビールは「液体のパン」と呼ばれるほど、ビタミンやミネラルをバランスよく含んでいます。昼間の発汗で体から失われたビタミンやエネルギーを、スムーズに取り戻してくれる飲み物です。
夏バテの原因の一つに、発汗に伴う水溶性ビタミンB1、B2の喪失があります。このビタミンが失われると、体はとたん元気がなくなります。でもこのビタミンB群を、実はビールでも補給することができるのです。夏場の熱い時のスタミナ切れにはぴったりです。
また野菜に多い葉酸も豊富。各種アミノ酸も含んでいるので、夏冬問わずの健康飲料の面があります。
結石にもよい?
またビールを飲んだら、結石が出た、という話もよく耳にしますね。ビールのほとんどは水分で、利尿作用があります。ですから小さな結石だと、そういうことも起こるそうです。しかし飲みすぎるとかえって、結石には悪影響ということ。くれぐれも注意しましょう。
女性ホルモンの
バランスをとる
加齢とともに女性ホルモンは減少していくので、齢を経るごとに、女性の体にはさまざまな悩みが。ビールに含まれる「フィストロゲン」という成分は、女性ホルモンに近い作用があり、ホルモンバランスを調整してくれる
うれしい働きがあります。更年期障害や冷えなど、ホルモンのアンバランスが原因の症状改善には、ひとやく買ってくれそうです。
とはいえ、ビールはアルコールです。ついつい飲みすぎると、体にはかえって害が。このこともくれぐれもお忘れなく。