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暮らしに役立つおばあちゃんの知恵袋

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〒879-1505大分県速見郡日出町
川崎1612番地1

自然な素材でボディケア



おばあちゃんの知恵が教えるボディケアは、化学成分を使った化粧品は使いません。まだたっぷり美容成分が残っている果物の皮だったり、栄養豊富な牛乳、そして野草などです。天然成分の自然な素材ばかり。安心してあなたの体を効果的に美しくケアできます。

−目次−
残った果物の皮で全身エステ
ひじ・ひざの黒ずみはレモンで
肌に刺激を与えるへちまたわし
みかんの皮のみかん風呂
「牛乳に浸す手浴」でしっとり手
肌すべすべの薬湯
 ・ゆず湯
 ・よもぎ湯
 ・菖蒲湯
 ・椿湯
かかとのひび割れ
米ぬかこすり




【1】全身エステを果物の皮で

果物には肌に潤いを与えるビタミンやピーリング効果のあるフルーツ酸などがたっぷり。果物の皮にも、こうした成分が生きています。皮は捨てずに、エステの天然薬剤として利用しましょう。
・スイカやメロンの皮
すいかやメロン、リンゴの皮には、美肌作用のフルーツ酸が豊富です。入浴時には皮の内側を肌に当てて、くるくる円を描いてマッサージします。


【2】ひじ・ひざの黒ずみはレモンで

黒ずみ解消の働きを持つのがビタミンCです。ご存じのようにレモンはこの成分の宝庫。ひじ、ひざの黒ずんだ部分にレモンをあててこすりましょう。料理に使った搾りかすでもOKですよ。


【3】肌に刺激を与えるへちまたわし

へちまたわしは昔から使われてきた天然たわしです。入浴時、へちまたわしでマッサージする心地よさは格別。素肌に刺激を与えて、ハリを戻します。


【4】みかんの皮のみかん風呂

みかんの皮には、肌荒れを癒す天然ビタミンが。みかん風呂の入り方は簡単です。みかんの皮を細かくちぎって天日に干し、乾燥したらそれを布袋に入れてお風呂に浮かべるだけ。血行を促進して、冷え予防にもなります。また皮でかかとやひじ、ひざのかさつく部分をこすると、角質ケアになりますよ・
・注意点
みかんの皮の精油成分リモネンが、人によっては、肌をピリピリ刺激することが。そういう場合はひりつく部分をよく洗い流して、みかん風呂は中止して下さい。


【5】「牛乳に浸す手浴」でしっとり手

牛乳にはガセインというピーリング作用のたんぱく成分が。また肌にハリや弾力をつくるビタミンB2や、肌の乾燥を防いで保湿力を増すビタミンAがたっぷりです。クレオパトラも牛乳の美容効果をよく知っていて、牛乳風呂を愛好していたといわれます。さて牛乳手浴はお湯とお湯の10%の量の牛乳を洗面器に入れて、その中に手をひたすというもの。15分ほどつけておきましょう。荒れた手がしっとりとしてきますよ。またひじやひざのかさつく部分には、洗面器に浸したタオルをあててパックします。


【6】肌すべすべの薬湯
昔から伝わる薬草を使ったお風呂には、美容効果が高いものが多くあります。日本古来のボディケアを楽しんでみませんか?

ゆず湯

「冬至にはいるとその年は風邪をひかない」といういい伝えで有名なゆず湯ですが、実は健康効果だけでなく、美肌をつくる働きも。ゆずに豊富なビタミンCはシミ、そばかすの原因となるメラニン色素の沈着をおさえるほか、成分のヘスペリジンが、すべすべぷるぷるの素肌のもとコラーゲンの合成を促進します。ゆず湯は2個分のゆずの輪切を湯船に浮かて入ります。料理で使ったあとのゆずでもOKです。体を温めて冷えを取る働きもあります。なおゆずの精油成分リモネンが肌をぴりぴり刺激する場合は、お湯を入れてゆず湯を薄めるか、入浴を中止して下さい。

よもぎ風呂

よもぎは血流効果を促進させる薬草です。わが国では肌のトラブルの治癒には、昔はよもぎを使ってきました。よもぎの成分のクロロフィルは殺菌力が強く、ニキビを作るアクネ菌などをおさえ、肌の炎症をしずめます。また肌のビタミンといわれるビタミンAやCもたっぷり。よもぎ湯は摘んだあと、洗ったよもぎを乾燥させて、布袋か洗濯ネットに入れて浴槽へ浮かべます。葉を乾燥させるのは、保存する際にかびがつかないためです。保存しない場合は、生葉を入れた布袋を、お湯に浮かべても。追い炊き機能のある風呂釜なら、水の中に洗濯ネットを入れておいて沸かせば、よりよもぎの効果が高くなります。

菖蒲湯

端午の節句で有名な菖蒲湯ですが、あの爽やかな香りは、肌にも本当に良さそうですね。実際菖蒲の葉にはアザロン、オイゲノールといった血行を促進して美肌効果のある香り成分がたっぷり。リラックス作用もあるので、疲れた女性の肌のケアには、お奨めの薬湯といえます。
菖蒲湯は、生葉をお風呂に入れるのが一般的ですが、より薬効を期待したいなら、葉や根を刻んで布袋か洗濯ネットに入れてお湯の中に入れます。細かく刻んだ部分から、成分がお湯に溶けて、薬効が高まるというわけです。また刻んだ根や葉を鍋で煎じて、その煎液をお風呂の湯の中へ入れると、効果は抜群です。風呂釜に追い炊き機能があるなら、根や葉を入れた洗濯ネットを、浴槽に張った水の中に入れてから沸かしても。

椿湯

椿の葉には高い抗酸化力や、コラーゲン合成促進作用、
さらに肌のターンオーバーを促進する効果などがあり、肌に良い植物です。椿湯はこの椿の生葉を使ったお風呂。椿の葉をはさみで三分割にしたものをひとつかみ分、布袋に入れてお湯に浮かべます。煎じた液をお風呂にいれても。


【7】かかとのひび割れ
ひび割れたかかとはラップでパックしてケアしましょう。やり方は簡単です。入浴後水気がまだ残っている状態で、かかとに保水性のクリームを塗ります。上からラップをまいたら、しばらく放置。しっとり感がかかとに出てきたら、クリームを軽く拭き取って終了です。踵のひび割れが改善しますよ。


【8】米ぬかこすり
米ぬかには美容成分がいっぱい。特に注目なのは、保水成分の細胞間脂質と呼ばれる「セラミド」です。米ぬのセラミドはヒトの皮膚に含まれるのセラミドに似ているため、保水効果も高いという特長が。また「オリザオイル」という保水性脂肪分も美容に役立ちます。米ぬかをさらしの袋に入れて、体をこすると、全身がツルツルしっとりしますよ。米ぬかを使う場合は、石けんで体を洗う必要はありません。