体の冷えが気になるときはニンニクとはちみつをおたべなさいな。この二つには、古くから体を温める効果があることが知られています。今回ご紹介する「ニンニクはちみつ漬け」は、体をぽっぽと燃やす民間療法の冷え取りの食べ物なのです。
(1)ニンニクの冷え取り効果
ニンニクは昔から滋養強壮によいとされている食品です。ニンニクのこの強いパワーの秘密は、新陳代謝をアップさせて血行をよくする香り成分の「アリシン」。
アリシンは毛細血管を拡げて血流を促進させ、体温をあげる働きが。またこのアリシンがビタミンB1と結びつくと、有名なビタミン剤の名前のもとになった「アリチアミン」に変わります。このアリチアミンの働きでエネルギー代謝が促進されて、疲労回復効果やスタミナアップなど、体力面の強化に繋がります。
(2)ハチミツの冷え取り効果
ハチミツにはビタミンやポリフェノールなど150種類以上の健康成分が詰まっています。また体温と腸の健康の関係は密接ですが、ハチミツは腸内環境を良化するグルコン酸やオリゴ糖などの成分も含みます。こうした成分で体の健康を維持し、ニンニクの強壮効果と結びついて、体の冷えをとります。
(3)ニンニクはちみつ漬けの作り方は簡単!
(1)ニンニクをむいてビンへ入れる
適量のニンニクを用意してください。薄皮をむいて、広口びんにいれましょう。上からひたひたする程度の量のはちみつを注ぎます。
(2)六か月置いておく
びんにふたをしてそのまま冷暗所に六か月ほど置いておくと食べられます。そのまま食べてください。1日1~2片が適量です。。
残ったはちみつは、お湯で割って飲むと、胃が丈夫になる健康ドリンクに。
(4)ニンニクはちみつ煮
ニンニクとはちみつの栄養バランスは魅力だけど、ニンニクはちみつ漬けは時間がかかりすぎる。そうお考えの方にお奨めなのが、作って三日後に食べられるニンニクはちみつ煮です。用意するのはニンニク200ℊとニンニクをひたひたに浸す量のはちみつだけ。皮をむいた200ℊのニンニクを、蒸し器を使って5分ほど蒸します(鍋とざるを蒸し器の代用で使ってもOK)。あとは蒸したニンニクをひたひたの量のはちみつに浸すだけ。その際ふたのついた密閉容器に入れましょう。保存場所は冷暗所で。