冬季は動脈硬化に注意が必要です。低気温により血管が縮まって血圧が上昇。硬くなった血管には血栓ができやすく、場合によっては命を奪うことも。実際日本人の1/3はこの動脈硬化が引き起こす血管の疾病で亡くなっています。この不安、心配にタマネギが力を発揮しますよ。タマネギ独自の臭い成分の硫化アリルには、血液をサラサラにする作用が。またこの働きにより血栓を予防するのです。ただし硫化アリルは水に溶けやすく、また加熱で失われやすい性質もあるため、水にさらしすぎたり、加熱しすぎる調理には向いていません。そこでお奨めなのが水も加熱も不要の酢タマネギです。
作り方は簡単です。
①スライスした1個分のタマネギをボウルに入れたら、1時間ほど室温の空気にさらします。このとき硫化アリルは水溶性のため、水にさらすのはNGです。
②次に少量の塩をタマネギにふりかけて混ぜ合わせたあと、別容器に移しましょう。
③ハチミツ大さじ2をお湯で溶かし、これを200mlの酢と混ぜ合わせて液をつくります。
④ ③を容器の中のタマネギの上に注いで、冷蔵庫に6時間ほど入れておけば食べられますが、三日ほど寝かせるとよりおいしさがでます。10日ほど保存が可能です。
酢タマネギは動脈硬化はもとより、動脈硬化が引き起こす心筋梗塞や脳梗塞の予防にも効果が。冬の健康食として、ぜひ毎日食べましょう。