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暮らしに役立つおばあちゃんの知恵袋

TEL. 090-1211-0042

〒879-1505大分県速見郡日出町
川崎1612番地1

 ご飯のおいしい炊き方

おいしいごはんの写真

−目次−
【1】炊飯器で炊く
〔1〕お米と水の分量の目安
〔2〕米の洗い方と水の浸し方
〔3〕備長炭でさらにおいしく
〔4〕かたいご飯、柔らかいご飯。好みのご飯を一緒に炊く方法
〔5〕ご飯と一緒にマッシュポテトをつくる


【2】土鍋で炊く
〔1〕土鍋のごはんの炊き方
〔2〕玄米の炊き方
〔3〕おかゆの炊き方

【3】冷やご飯を戻す
〔1〕蒸し器で温めなおすときは塩を入れる
〔2〕かたまったご飯は酒でほぐす


【1】炊飯器で炊く

炊飯器の写真

〔1〕お米と水の分量の目安

新米は水分が多く、古米は乾燥して少なめです。そこで水の量が米の状態によって異なります。
1通常のお米
 米1カップに対して、水1カップと40t
2新米
 米1カップに対して、水1カップと20t。
3古米
 米1カップに対して、水1カップと60t。


〔2〕米の洗い方と水の浸し方
(1)ざっと洗う
米を研ぐ写真
 ボウルに米を入れたら、表面に付着しているぬかをとるためにざっと洗いましょう。
(2)米を研ぐ
 水を捨てたら、ボウルの中の米を手で軽くかき混ぜるようにして研ぎます。水を注いでまた軽く研いで水を捨てます。「研ぐ、水を注いで捨てる」を4回ほど繰り返してください。
(3)研ぎ汁が澄んだらザルの上にあけましょう。
(4)米を分量の水に浸す

 米の水をよく切って、前述の米の状態に応じた分量の水に浸します。夏は30分、冬は2時間くらい。なお炊き込みご飯を作る場合は、水には浸しません。ザルにあげた状態で30分放置して乾かしてから炊き始めます。


〔3〕備長炭でさらにおいしく
備長炭を炊飯器に入れた写真

・準備

 備長炭を入れて炊くと、ご飯がよりおいしく炊けますよ。備長炭は水道水の塩素を吸収したり、備長炭に含まれるミネラル分が溶けておいしくなり、健康にもよいのです。また熱のとおりも通常よりもよくなり、お米の芯までふっくらとします。分量は3合の米に対して100gの備長炭が適量です。たわしで汚れを落として、水洗いをしましょう。この時洗剤は使いません。10分ほど鍋で煮沸して菌や汚れを落としてから使います。
・使いかた

 炊飯器のお米の上に備長炭を乗せて、炊飯器のスイッチを入れるとOKです。簡単ですね。


〔4〕かたいご飯、柔らかいご飯。好みのご飯を一緒に炊く方法
 かたいご飯が好きだったり、柔らかいご飯が好みだったり。家族でも好きなお米の固さがわかれます。こういう場合はお米を炊飯器の内釜の一方に寄せて入れます。すると水の上に出るお米と、水に沈んだお米に分かれますね。この状態で普通通り炊き上げれば、水の上に出た部分はかたく炊けて、水の中のお米は柔らかめになりますよ。


〔5〕ご飯と一緒にマッシュポテトをつくる
 ご飯を炊く時間とジャガイモをゆでる時間はだいたい同じくらいです。ご飯と一緒にジャガイモを蒸せば、すぐにマッシュポテトができますよ。炊飯器のお米の中に、洗ったジャガイモを皮ごと入れます。ご飯が炊き上がったらジャガイモを取り出して、皮をむいてすりつぶすだけです。


【2】土鍋で炊く
土鍋でご飯が炊けた写真

 土鍋で炊いた、ふっくらとしたごはんのおいしさはこたえられませんね。一般に土鍋での炊飯は難しそうに思われていますが、「中火で沸騰させてそのまま1分。弱火で7分。蒸らし10分から15分」というのが基本の炊き方。シンプルでしょう?炊飯器に比べて炊きあがりの時間が早いため、時間と光熱費の節約に。また土鍋でできるおこげは、醤油をたらしておむすびを作れば、おいしいおやつにも。

〔1〕土鍋のごはんの炊き方
(1)研いだお米を水につけます
 研ぎ方は「炊飯器」を参照してください。お米を研いだら土鍋に入れた水につけます。米と水の分量は、米1カップに対して、水1.1カップから1.3カップ。30分ほど米を水に浸します。
(2)中火にかけます
 中火で10分から15分ほど炊きましょう。沸騰したら火を弱めずそのまま1分間中火で火にかけて。
(3)弱火で7分
  さらに弱火で7分間コトコト炊きましょう。
(4)強火で10秒
 7分間が過ぎたら強火に変えて、10秒間炊いて火を止めます。
(5)蒸らす
 ふたをした状態で10分から15分蒸らしましょう。蒸らしている間はふたを開けてはいけません。
(6)混ぜる
 おいしいご飯が炊けました。しゃもじでご飯全体を切るようにしてまぜると出来上がりです。


〔2〕玄米の炊き方
土鍋で玄米を炊いた写真

 お米と水の量は、1カップのお米に対して、上記の水の量を1.3倍にします。
(1)お米を水につけますが、つける時間は7時間から8時間。
(2)中火と弱火の中間の火かげんで40分炊きます。
(3)次にとろ火で25分から30分炊くと、玄米ご飯の出来上がりです。
米が潰された状態で炊きあがる圧力なべとちがい、土鍋の玄米ご飯はふっくらとしていますよ。


〔3〕おかゆの炊き方
土鍋でお粥を炊いた写真
 病気の時をはじめ、ダイエットや食欲のない時に、おかゆは最適な食べ物です。とろっとおいしいおかゆが鍋で簡単にできますよ。

(1)お米と水の分量の目安

・全がゆ
 全がゆとは水がお米の5倍の量で炊いたおかゆのことです。米1カップにつき、水5カップ。
・七分がゆ
 米1カップにつき水7カップ。
・五分がゆ
 米1カップにつき水10カップ。

(2)炊き方
 1土鍋か深鍋に研いだお米を30分程度ひたします。
 2次に中火にかけて、噴きこぼれ防止にふたを少しずらせて煮立たせます。
 3煮立ったら軽くまぜましょう。ふたを閉じたら、噴きこぼれに気を配りながら弱火で1時間ほど炊き続けると出来上がりです。



【3】冷やご飯の戻し
冷ご飯の写真

〔1〕蒸し器で温めなおすときは塩を入れる

蒸し器で冷やご飯を温め直すときは、嫌な臭いが気になりますね。こういう場合は、蒸し器の水の中に塩をひとつまみ入れましょう。蒸し終わっても臭いがつかず、炊き立てのよう。


〔2〕かたまったご飯は酒でほぐす

ご飯は冷えると固まってしまします。そのままチャーハンにしてしまうと、粘り気が出てしまい、おいしい料理になりません。こういう時は料理酒か日本酒を小さじ一杯程度をふりかけます。するとほぐれておいしいご飯に。それでも戻りにくい場合は、電子レンジで温めた後、お酒を振りかけてみても。お酒の風味でおいしさが増します。