五月に入ると、この春入学入社・人事移動等を経験した人の中で、会社や学校に行きたくない、やる気が起きない、体がだるいなどの憂うつな気分におちいる人が出てきます。俗にいう五月病ですが、原因は環境の変化によるストレス。重症ではないが、生活に支障をきたすこういう症状にかかった時は、花を眺めると心や神経が落ち着きます。花の色や香りが脳を刺激して、セロトニンなどのやる気と幸福感を感じさせるホルモンを脳から分泌させるのです。またリラックス時に出る脳のアルファ波も活発になり、重苦しいストレスがぐっと改善されます。「花が活けてある部屋で生活する人は、ストレスとなる緊張不安が低下する」という大学のデータも出ているのです。そこでちょっとしたイベントを兼ねて、五月病になったら、部屋を野原にしてみませんか? 近所に咲く野花を摘んできて、部屋いっぱいに花を飾ってみるのです。百均でも売っている切り花栄養剤を使えば、水が長持ちする上に、栄養を与えるので、1週間は水替えが不要です。また花の茎を水中で斜めに切っておくと、水の吸収がよくなり、通常よりも花が長持ちします。