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防災に役立つおばあちゃんの知恵袋

TEL. 090-1211-0042

〒879-1505大分県速見郡日出町
川崎1612番地1

非常時のトイレ

被災の際に逃げる人たちのイラスト
被災時に大きな問題となるのがトイレです。自宅のトイレはもちろん、近隣の公共施設や公衆トイレも水が出ない状況です。そこで家屋が潰れていたり、便器は破損していない限りは、自宅のトイレを緊急トイレとして手を加えて使うしかありません。その方法はポリ袋が2枚あれば簡単にできます。まずお尻を乗せる便座の下にポリ袋を広げて便器にかぶせます。次に便座をおおうようにして、便座の上からポリ袋をかぶせます。ポリ袋の底は便座の穴に入れて下さい(写真参照)。この2番目のポリ袋の中には、新聞紙などの水を吸収する紙や素材を、
できるだけ細かくちぎって入れておきます。排泄はこのポリ袋の中へ行います。ポリ袋を二重にする理由は、排泄用の袋が便器の水に濡れるのを防ぐため。濡れると破棄する際に、手が汚れてしまいます。またこの便器の水は、浄化槽や下水から登って来る悪臭が、トイレに親友するのを防ぐ働きが。排泄終了後は口をきちんと結んで破棄します。でも手近なところに無断で捨てると公害に。捨てる際は地方自治体の指示する破棄方法を順守してくださいね。なお地震などで便器が破損してしまって使用できない場合は、段ボール箱で緊急便器を作りましょう。中に細かくちぎった新聞紙などを入れたポリ袋を、段ボール箱にかぶせてると、すぐにできあがります。
緊急時のトイレの写真-正面
緊急時のトイレの写真-上
緊急時のトイレの写真-便座を上げたところ