本文へスキップ

暮らしに役立つおばあちゃんの知恵袋

TEL. 090-1211-0042

〒879-1505大分県速見郡日出町
川崎1612番地1

「色を楽しむ暮らし」全国のおばあちゃんの知恵

「色」は、食生活を豊かにし、住環境に変化をもたらしてくれます。全国の方々に、暮らしを楽しむ「おばあちゃんの知恵」を訊ねてみました。ちなみに最近では浅黄、褐色、薄墨などといった色を表現する言葉が使われなくなっていくのは寂しいものですね。

色と食べ物についてのこだわり  〜みなさんから頂いた知恵・ご意見をご紹介
●食事は3色以上にしてバランスよく
 毎日の食事は、量の多少にかかわらず、3色以上の彩りになるような献立にしています。自然に栄養のバランスもよくなり、精神的にも満足感が得られます。(兵庫県・H.Y)
●蒲鉾の外側を残していた
 子供のころから野菜やお弁当に、赤、黄、緑、など3色以上そろっていないと、色の物足りなさを感じていました。でも人工着色料は苦手で、なるべく色の薄いものを選んでいました。お正月の蒲鉾は濃い色の部分はついつい残してしまいました。(東京都・A.H)
●赤いウインナー
 お弁当によく入っていた赤いウインナー。子供のころは、赤いウインナーはお弁当箱の中で輝いていたごちそうでした。それが、結婚してからは、つれあいに「そういう、下品な色のものは、のどを通らないから、うちでは買わない」と宣言されてしまいました。  でも、ぼくは、赤いウインナーが今でも大好きです。(埼玉県・H.I)
●黒い物は体にいい
「黒い物は体にいい」と言われ、ワカメ、黒ゴマ、黒豆、ひじきなどを積極的に食べています。(千葉県・M.H)
●赤飯の思い出
 今は亡き明治39年生まれの祖母は、孫の私に対しての躾けも、とても厳しい人でした。その祖母は、ご飯の上に何かかけることを、とても嫌いました。ところが、お赤飯の時だけは違いました。  祖母はお赤飯にお味噌汁をかけて食べるのが、何より好きだったのです。家族の冷たい視線をよそに、いつも同じ「言い訳」をしながら食べていました。

 「じつは昔から『赤飯に何かかけると、嫁入りの日に大雨が降る』と言われたのよ。赤いご飯はおめでたい食べ物だから、それに何かをかけて食べると、バチが当たるのね。でも私の嫁入りのときは、雨が降らなかったから、食べてもいいのよ」と。

 しかも、祖母はお赤飯が大好物で、「お赤飯の色は、より赤くなければならない」と思っていたのです。反対に私は、子どものころ、お赤飯の中に入っている「ささげ」が苦手でした。それを私はすぐに残したので、叱られていました。(東京都・I.R)
●野菜が苦手
「野菜は色が濃いものがよい」とは、わかっているのですが、どうも野菜そのものが苦手で、手が出ません。(神奈川県・O.S)
●色より味だと思っても…
 やっぱり、おかずは「色より味かな」と、思っています。でも、夫のお弁当は5色ぐらいの色どりを考えています。(大阪府・S.Y)
●手作りイチゴジャム
 イチゴジャムなどを自分で作ってから(手前味噌ですが)、その色の鮮やかさに感動して、今では必ず手作りです。色がきれいだと食欲もわきます。

 合成着色料はやはり気にしますし、チェックしています。口に入るものの色は自然なものが良いですね。(東京都・I.R)
●母は明るい色を食卓においていた
 昔、母は、テストの点数が良かったときや、だれかが落ち込んでいるときに、夕飯の、おかずのお皿にイチゴをのせてくれました。

「赤い色が入ると元気になるでしょ?」と言って・・・。  暑い時期の期末試験などの朝、「フレッシュオレンジジュースよ! 飲んでいきなさい!」と絞りたてのオレンジジュースをむりやり飲ませてくれました。どうも家はめでたいときも、そうでないときも、明るい色を食卓に置いてくれてたようです。(東京都・Y.Y)



体と色について  〜みなさんから頂いた知恵・ご意見をご紹介
●色白の悩み
 子供のころから男にしては肌が白く、それが恥ずかしくて夏などもあまり肌を露出しませんでした。ずっと、そうして過ごしてきたら、ますます白くなり、中年の今では、日光の紫外線に対して弱いのではないか、と気にしています。(兵庫県・H.Y)
●黒い服
 最近はいつも黒い服を着ています。いろいろな種類を適当に組み合わせても、だいたい統一がとれます。  めんどうくさがりの僕には、とても便利です。(埼玉県・H.I)
●体調が洋服に色映り
 体を壊してしまったときのことです。コートを買いに行って、ブルーのコートが気に入りました。試着したところ店員さんに、「お客様は顔色が蒼いから、明るい色を勧めます」と言われてしまいました。  それ以降、白や黄色、ピンク、オレンジなどは顔映りが明るく見えるので、調子がよくないときは進んで着るようにしています。

 自分が好きな色と、似合う色は違うんですね。それには、体調が大きく左右すると実感しました。私の知り合いは、赤い色は「他人が着ているとよく見えるのに、自分で着ると落ち着かない色だ」と言っていました。(東京都・I.R)
●年齢を感じるとき
 若いころ着なかったはでな色や暖色系の服を着たくなりました。着てみて鏡に映し、「似合っているなあ」と思いました。少し年を感じたのです。「顔が明るく見える」「くすみが消える」と、感じてしまうようです。(H・A)
●肌の黒さ
 血行が悪いとき、どうしても、肌の黒さが気になります。春から夏はそうでもないのですが、冬場が気になります。(神奈川県・O.S)
●気分に合わせて
 天気がよかったり、気分がよいときは、明るい服を着たくなりますね。季節に合わせても、服の色が変わります。春は、ピンクや白など軽い色がいいですね。(千葉県・M.H)


住居や生活の道具と色について  〜みなさんから頂いた知恵・ご意見をご紹介
●生活の色をそろえたいけれど
 以前から家具や生活用品の色彩はできるだけ色相やトーンを統一したいと思ってきました。  製品の機能や性能、価格との兼ね合いでうまく統一できず、結局、バラバラな感じになってしまっています。(兵庫県・H.Y)
●部屋のドアなどを茶色に塗った
 引っ越しをしたら、つれあいが白いドア、白い物入れの扉など全部、茶色に塗り替えてもらっていました。「白いと汚れがめだち、しょっちゅう拭かないとだめだから」ということです。(埼玉県・H.I)
●季節によって交換
 タペストリーやソファーのカバーなどを季節によって交換します。これからの季節は、生成や麻素材のざっくりした色のものを使います。その分、花瓶や香炉などはブルーのものでアレンジします。秋口には、茶系を多く使い、花瓶は白にします。(東京都・A.H)
●エスニック系
 部屋の装飾は中近東系やエスニック系にしています。渋い赤や茶色にしているのですが、春なので、もっと明るい色に変えようか、迷っています。(千葉県・M.H)
●家では落ち着きたい
 家では、気分が休まる色がいいですね。やはり、原色や刺激的な色は避けます。(神奈川県・O.S)
●花柄のカーテン
 植木に水をやるのが面倒なので、花柄のカーテンにしています。(Y.T)
●藍染
 藍染は心が落ち着きますので、テーブルクロス、電話カバー、コースターに使用しています。ソファーカバーは1日でやめました。理由は、猫が寝ただけで、毛がついたからです。(東京都・N.A)
●フローリングの色
 フローリングの床の色が好きで、素朴なその色を味わうために、絨毯などは敷きません。とくに、床の古びた木の色がいいと思います。(大阪府・S.Y)