目次
【1】
ウオッカでつくる除草剤
【2】
酢と洗剤で作る除草剤
【3】
効き目が早い!クエン酸で作る除草剤
【4】
にんにくと唐辛子でつくる虫よけ
【5】
酢で虫よけ
【6】
牛乳で虫よけ
【1】ウオッカでつくる除草剤
庭の雑草に手を焼いていませんか? もしそうなら、ウオッカと食器用液体洗剤で、効き目のある除草剤がつくれますよ。作り方は簡単。原料のウオッカと、食器用洗剤を数滴をまぜるだけ。市販の除草剤のように、化学成分が主ではないので、周りの植物にも、人体にも安心です。
(1)スプレーボトルを用意して、30ミリリットルのウオッカと、食器用液体洗剤数滴を中に入れます。あとは水を2カップ足して混ぜ合わせてください。
(2)中の液体が尽きるまで、雑草の葉にスプレーしましょう。
葉についたウオッカのアルコール分が、雑草の葉の表面のつるつるしたロウ質の皮膜を壊します。この皮膜は雑草を太陽の紫外線や、太陽熱による乾燥から守る働きがあり、ここを壊されると、雑草は太陽光によって乾燥して、枯れてしまいます。ウオッカでロウ質皮膜を破壊して、枯死させるのが目的ですから、スプレーするのは曇りの日はNGです。また日陰の雑草もあまり効果がありません。太陽光が降り注ぐ暑い日が、スプレーするには絶好の日和です。直射日光を浴びて雑草が一年で一番繁茂する、夏の昼間こそが一番効果を発揮する時期だといえるでしょう。
【2】酢と洗剤で作る除草剤
植物は強い酸性やアルカリ性を浴びると、内部から枯れていく特質が。酢は酸性なので、土壌に染みこませたり、雑草の葉に振りかけたりして枯れさせます。しかし酢は人間にとっては自然な食品で、健康を増進する働きがあります。使用しても人体に悪影響がありません。
・作り方
酢を適度に水で薄めて使用します。希釈の量にきまりがないため、用途に合わせて工夫して自分なりの除草剤を作りましょう。なお酢だけでは植物にかけても、すぐに流れてしまって葉などにとどまりにくいもの。そこで台所用の洗剤を小さじ1程度混ぜると粘着性が出て酢が植物にとどまり、効き目が持続します。酢の量を多めにすると効果が強まります。
・使い方
スプレーボトルなどにつめて雑草に向けて噴霧します。周囲の金属につくと、錆びさせる恐れがあるので気をつけてください。使用するときは風の日や雨の日はNGです。風に飛ばされたり、雨に流されたりします。
【3】効き目が早い!クエン酸で作る除草剤
クエン酸でつくる除草剤は、早い効き目が期待できます。散布後1日もすると変化が見えてきます。酢と同様、適量を水で希釈します。洗剤も入れると効果が長持ちします。使い方は酢と同じです。
【4】にんにくと唐辛子でつくる虫よけ
雑草の駆除も大切ですが、植物をかじっていく害虫にも頭を悩ませますね。害虫から大切な植物を守る虫よけの作り方をご紹介します。
「お庭の大切な植物を害虫から守りたいけど、できるだけ植物に無害な方法で。」これは植物好きならだれもが思うことです。そこでにんにくと唐辛子という自然な食品で除草剤を作ってみましょう。作り方は簡単、以下の通りです。
・作り方
(1)にんにくのすりおろしたもの、またはスライスしたもの50gと、唐辛子10gを用意します。
(2)(1)を500tのホワイトリカーに漬けます。
(3)寝かせる期間は2週間。エキスをたっぷり
抽出しましょう。
(4)使用するときはこのエキスを千倍に薄め、スプレー容器に入れて使います。
・使い方
植物全体しっかりにスプレーします。葉の裏側の散布も忘れないで。害虫被害が多い時は、水で割る量を減らして濃い目にしても。ただし濃度によっては大切な植物にダメージがないように注意する必要があります。その他の使い方として、寒冷紗や土に吹きかける方法も。
【5】酢で虫よけ
酢を虫よけに使う場合は、原液を100倍に希釈して使います。500mlのペットボトルの水の量に対して小さじ1杯程度。スプレーボトルに入れて噴霧します。ただし大量にかけると植物自体が枯れてしまうので注意。使い方は葉の裏側にスプレーします。木酢液や竹酢液も同様に。
【6】牛乳で虫よけ
水で10杯に薄めた牛乳をアブラムシにスプレーすると、アブラムシは窒息します。駆除の後は水をかけて洗い流します。