本文へスキップ

暮らしに役立つおばあちゃんの知恵袋

TEL. 090-1211-0042

〒879-1505大分県速見郡日出町
川崎1612番地1

 壁・天井の掃除

壁や天井は大掃除の時だけでなく、汚れに気づいたら、その都度掃除してふき取っておくほうが、あとの掃除が楽になります。壁や天井の掃除のコツをご紹介します。

-目次-
【1】壁
1壁のふき掃除は下から上へ
2壁掃除はほこり落しに徹する手も
3ヤニ汚れの壁はヤニ取り用歯磨きで
4ヤニや手あかの汚れにアンモニア水
5頑固な汚れはラップで湿布
6ビニールクロスはたわしと古タオルで
7手あか黒ずみは薄めた台所用漂白剤
8テレビの裏の壁の黒ずみ
9ビニールクロス壁紙にNGのもの
10落書きを消す
 クレヨン
 油性サインペン
 水性サインペン
 ボールペン
11はがれないシールはドライヤーで
12壁にあいた金具の穴
13壁紙の補修
14スイッチの汚れは消しゴムで
15スイッチの汚れには食べ残しの食パンも有効
16汚れ防止には防水スプレー
17障子やふすまがなめらかにすべらない


【2】天井

1ホコリ払いの三種の神器
2雨漏りのシミはこうする



【1】壁のお掃除
壁を拭く写真


1壁のふき掃除は下から上へ

壁の汚れは上から下へとつきますが、拭き掃除は下から上へが原則です。というのも洗剤を使って壁を拭く場合、液だれをしてしまうから。液だれに気がつかないでそのままほおっておくと、これがそのまま壁に染みついてシミになってしまうことも。

2壁掃除はほこり落しに徹する手も
はたきをかける写真
壁の面積は広くて、あれこれまめにはできません。そこではたきでほこりを落とすことに専念するという考え方も。またこれだけで実際十分な場合が多いもの。掃除機を使ってももちろん良いのですが、吸い取り口が黒ずんでいた場合、かえって白い壁を汚すこともあります。吸い取り口が汚れていたらそのまま使用せず、汚れを落とすか、吸い取り口にタオルをかけて用いて下さい。

3ヤニ汚れの壁はヤニ取り用歯磨きで
煙草の煙のヤニで黄ばんでしまった壁は、水拭きできるものなら、ヤニ取り歯磨きを布にとって拭き掃除を。その際、大きな円を描いて磨きます。一か所だけをこすり落とすと、そこだけ白くなって浮いてしまうため、広い範囲をまんべんなく磨きましょう。

4ヤニや手あかの汚れにアンモニア水
水拭きできる壁のヤニ取りは、アンモニア水でもできますよ。アンモニア小さじ1を水100㏄に溶かした液を布につけて、壁の汚れを拭いていきます。ヤニ取り以外に、手あかの汚れにも使えます。アンモニアは揮発性の物質ですから、二度拭きする必要がありません。

5頑固な汚れはラップで湿布
しつこい汚れは食品用ラップを使った湿布でとりましょう。水500ⅿlで重曹大さじ1を溶いた液をスプレーボトルに入れたら、汚れた部分にスプレーし、その上をラップでおおいます。2分待ったら、汚れを水拭きしてから、仕上げに乾拭きを行えば終了です。重曹水の代わりに、水500ⅿlあたりに5滴ほど落とした中性洗剤を用いてもOK。

6ビニールクロスはたわしと古タオルで
凹凸デザインが持ち味のビニールクロスですが、汚れが凹部分に入り込んでいるため、通常の拭き掃除ではとりにくいもの。こういう場合は古タオルにたわしをくるんで、これに洗剤をつけて拭き掃除をします。たわしが落とした汚れをタオルがふき取る連携プレーで、壁がみるみるピカピカに。拭き掃除の方向は前述のとおり、下から上へ。また直接洗剤を壁につけたあと、たわしで壁を大きく円を描くようにこすり洗いした後、古タオルで落ちた汚れや泡を拭き取る方法も。

7手あか黒ずみは薄めた台所用漂白
壁の手あかや黒ずみは、希釈した台所用洗剤で落とします。うすめた洗剤をスプレーボトルで汚れに噴霧して拭き掃除を。それでも落ちない場合は、古歯ブラシでこすればOK。

8テレビの裏の壁の黒ずみ
古い型のテレビの裏は、テレビの静電気がホコリやゴミを吸着させるため、黒ずんでいます。この黒ずみは重曹水で。まず掃除機でよく壁のゴミやほこりをきれいにしたあと、水500ⅿlで重曹大さじ1を溶いた液をつけた雑巾で、汚れをしっかり拭き掃除します。なんどかこれを繰り返すうちに、汚れがとれて来たら水拭きをして、仕上げに乾拭きを。

9ビニールクロス壁紙にNGのもの
ビニールクロスについたカビを落とそうと、塩素系漂白剤を使ってしまうと、壁紙が変色してしまう場合が。またメラミンスポンジも使用するのは考えて。メラミンスポンジは研磨作用で汚れを落とすため、壁紙が傷ついて光沢が消え、汚れ防止などの効果も低下してしまいます。

10落書きを消す
クレヨン
クレヨンの落書き
 クレヨンは油性なので、壁や柱の落書きはアイロンでとかしてとってしまいましょう。アイロンを低温に設定したら、当て布をして落書きの上に当てます。汚れを溶かして当て布へクレヨンを移したら、上記5のラップ湿布を行います。
 別の方法として、布を濡らしたら固く絞って叩いて拭きます。おおまかなふき取りでOKです。次に古歯ブラシにクリームクレンザーか、練り歯磨きをつけて、落書きを歯ブラシで歯を磨く感じでゴシゴシ。歯ブラシは水に濡らさないで。最後は乾いた布で拭き取れば完了です。壁紙を傷つけないようにやさしく行って下さい。
油性サインペン

 油性サインペンの落書きには除光液を使いましょう。除光液をしみこませた布で、落書きをそっと拭き取ります。汚れがすぐに溶けだしていきますよ。最後にもう一度、きれいな布に除光液をとって、拭き取ります。
水性サインペン
 台所用中性洗剤を水で薄めて布にしみこませ、落書きの上にしばらく当てます。それからこすとり落としましょう。
ボールペン
 ボールペンの落書きにはヘアスプレーを使いましょう。落書きに吹き付けて数分間そのまま放置。すると汚れが溶けてきます。ヘアスプレーは多めに使うこと。まずは目立たない場所で試してから行って。

11はがれないシールはドライヤーで
壁や家具などに貼られたシールはドライヤーではがします。熱風をシール全体に噴きつけてあたためたら、シールの角をゆっくりはがしていきましょう。熱風をシールの接着面に当てながら、接着剤を徐々に溶かしていくと、シールが破けることなく楽にはがせますよ。ただし壁紙や家具が熱に弱い素材の場合もあるので気をつけて。目立たない場所でトライアルしてから行うこと。

12壁にあいた金具の穴
壁につくってしまった金具の穴はみっともないもの。こういう場合は木工ボンドを使って埋めてしまえばOK。それでも埋まらない穴は紙粘土を使って。

13壁紙の補修
ビニールクロスにできたはがれや裂け目は、はやいうちに補習すれば大きくならないし、汚れがつくこともありません。壁紙用やビニール用の接着剤で、傷ついた部分を接着します。ようじなどの先端に接着剤をつけて、少しずつ伸ばしながら貼っていけば、きれいに仕上がりますよ。

14スイッチの汚れは消しゴムで
スイッチのまわりについた部分的なよごれは、市販のプラスチック消しゴムで消すことが。壁についた汚れも試してみて。

15スイッチの汚れには食べ残しの食パンも有効
古いスイッチなどについた手あかの汚れは、古くて固くなったパンをちぎって、スイッチやコンセントの汚れをこすりましょう。最後は掃除機でパンくずを吸い取れば終了。

16汚れ防止には防水スプレー
壁やカーテンなど、手が多く振れる場所には防水スプレーをしておきましょう。汚れ防止の機能を果たします。

17障子やふすまがなめらかにすべらない
こういう場合、一番簡単な方法がロウを塗ること。すぐにすべりがよくなります。また砕いた卵の殻を布で包み、布を湿らせてからこの布で敷居を拭いてもおなじ効果が。

【2】天井のお掃除
天井の雨漏りのシミ


1ホコリ払いの三種の神器

天井のほこりはなかなか落としにくいもの。こういう場合は、柄の長いホウキの先に着なくなったTシャツをしばりつけて、その上にストッキングをかぶせてすす払いの用具を作ります。これで天井をなでると、ストッキングの静電気がほこりを吸着して、天井がスッキリきれいに。ほこりが舞うことなくお掃除ができて便利です。

2雨漏りのシミはこうする
まだ湿っているうちの天井の雨漏りジミは、濡れているうちに硬く絞った雑巾で拭き取ります。乾いてすでにシミになっている場合は、次亜塩素酸ソーダの漂白剤25㏄を水2リットルに溶かして、これを布にとってシミをふき取ります。雨漏り部分に生えたカビは、スチールウールでこすりとってから拭き掃除を。