本文へスキップ

暮らしに役立つおばあちゃんの知恵袋

TEL. 090-1211-0042

〒879-1505大分県速見郡日出町
川崎1612番地1

食べる肝臓強化職

むかご・キャベツのぬか漬けなど

■ムチンたっぷりのむかご

 ムカゴの写真

ヤマノイモの葉のつけ根に生じるむかごには、ムチンという成分がたっぷり。ムチンはオクラやヤマイモなど、
ぬるぬる粘る食材のヌメリをつくる成分です。ムチンには肝機能を強化する働きがあるとされていて、むかごをおつまみにして食べると、二日酔い防止にもよいでしょう。

■キャベツのぬか漬けには強肝効果が

 キャベツのぬか漬けの写真

ビタミンKは、肝臓の働きをパワーアップする働きがあり、最近の研究では、長寿にも深く関与していると言われ始めました。このビタミンKを豊富に含んでいる野菜がキャベツです。キャベツはこのほかビタミンUというアミノ酸も含み、肝臓のアルコールの分解をサポートしたり、脂肪肝を防ぐ働きもわかっています。また肝臓とつながりが深い臓器に胃腸がありますが、肝臓が弱れば胃腸もまた機能に支障が出ています。キャベツは昔から「胃腸のクスリ」と言われてきたように、前述のビタミンUの働きで、胃腸の分泌を抑えて胃の粘膜の代謝を促し、胃潰瘍などの胃腸病を防ぐ働きがあります。肝臓は健康な胃腸の働きがあって、初めて健全な機能を発揮します。こうした肝臓強化のキャベツをぬか漬けにすると、より一層肝臓の健康維持に優れているといわれています。 ぬか漬けには米ぬかのビタミンB1が豊富です。ビタミンB1は肝臓の代謝機能を促進する成分ですが、この成分がぬか漬けにした野菜に移ります。漬ける前よりもその量が約9倍に増えることがわかっています。できればぬか漬けも古漬けにした方が肝臓強化の効果が高く、またおいしいです。ご飯のおかずに、おさけのおつまみに、キャベツの古漬けをたべましょう。

シジミの煎じ汁

シジミの写真


二日酔いにシジミ汁はよく知られていますね。シジミ汁がよいのは二日酔いの元凶「アセトアルデヒド」をシジミの成分「オルニチン」が分解するからです。このシジミ汁をより一層効果的にしたのが煎じ汁です。シジミ3リットルを同量の水で1時間ほど煮だしたら、シジミを取り除きます。残った汁はさらに500ccくらいに煮詰めます。これを1日3回飲みます。