・ぬいぐるみの手洗い方法
(1)洗濯に先立ち、手洗い可能か、ぬいぐるみの洗濯絵表示を確認します。「手洗い」マークが記載されていれば手洗いOKです。
手洗いマーク
(2)水4リットルに洗剤10ミリリットルで洗濯液を作ります。洗剤はおしゃれ着用洗剤を。ぬいぐるみ独自のふわふわした毛並みが維持できて、型もくずれません。
(3)洗濯はまずぬいぐるみ全体を充分洗濯液に浸してから。それから丁寧に押し洗いをします。
(4)頑固な汚れは洗剤をつけたスポンジやブラシで、毛並みを傷つけないように注意を払って叩き洗いをして。シミの部分は「シミ用の部分洗剤」を使って下さい。
(5)洗い終わったら水をかえて、すすぎは押し洗いですすぎます。2回ほど行いましょう。
(6)洗濯機で脱水しますが、水分を吸いとるのと傷つけ防止のためにタオルで包みます。脱水時間は30秒程度にとどめます。
・天日干しでダニ熱殺
ぬいぐるみにはダニがわんさかいることが。子供のお菓子のたべこぼしやよだれ、手あかがぬいぐるみにはついていて、ダニが繁殖するには絶好の場所なのです。ダニは子供のぜんそくやアトピーなどの原因になることもあり、注意が必要です。こうしたぬいぐるみについたダニは、天日干しで熱殺しましょう。晴れ渡った日に、ぬいぐるみを黒いビニール袋に入れて、日があたる場所で干しておきます。ビニール袋の内部が太陽熱で高温となって、ダニが死滅します。干すのは日が強い午後二時くらいまで。天日干しした後はぬいぐるみのほこりやダニをたたいて落とし、掃除機をかけて吸い取ってしまいましょう。その際表面だけでなく、毛足の根元まで掃除機をかけることがポイントです。
・部分汚れの洗濯の仕方
ぬいぐるみはまるごと手洗いするのが理想ですが、部分的に汚れているものの場合は、汚れた部分を中性洗剤液をつけて固く絞った布でトントンと叩いてみるのも効果的です。毛足についたホコリや汚れは、毛並みを整えてとっていきます。ブラシでまず逆毛方向にブラシをかけて、次に毛並みの順方向にブラシでとけば、毛並みが整って、毛の根元にも空気が入るので湿気の除去にもなりますよ。
・あら塩で汚れを取るあら療治
小さなぬいぐるみや洗えないものは、あら塩をかけて汚れを取りましょう。ビニール袋にあら塩を入れたら、ぬいぐるみを中に入れます。次に塩がぬいぐるみ全体にまぶされるように、袋を振り続けます。こうすることで塩がぬいぐるみの水分やほこりを吸着し、また塩の粒が汚れをこすり落としてぬいぐるみの洗濯に。最後に塩をふるいおとせば洗濯は終了です。
・エタノールを使う
カビなどが気になる梅雨時は、ぬいぐるみの殺菌はエタノールをつけた布で行います。除菌だけでなくダニの駆除もできてしまいます。