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暮らしに役立つおばあちゃんの知恵袋

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お茶をおいしくいれるには


お茶を楽しむ写真

今はペットボトルのお茶を飲む習慣が広まっていますね。しかし自分で入れたお茶には、ペットボトルのお茶にはないおいしさと、くつろぎがあります。決して高いお茶の葉でなくても、お手頃価格の茶葉をおいしく飲むコツを、おばあちゃんの知恵は伝えています。

【1】お手頃価格のお茶のいれかた


お手頃価格のお茶の写真

緑茶のうま味はアミノ酸で決まります。この成分は茶葉の質によって含有量が異なってきます。しかし安いお手頃価格のお茶には、あまりアミノ酸が含まれていません。そこで80度程度の熱湯を注いで、20秒程度でスピーディにいれると、香りとともに、さわやかなお茶の渋みを味わうことができます。



【2】高級茶葉のいれかた

玉露の写真

新芽の高級茶葉には、うまみ成分のアミノ酸がたっぷりです。こうしたお茶は50度から60度の低温のお湯で、2、3分ほどかけてゆっくりいれることで上手にそのうまさを引き出せます。熱湯であわてていれると、渋みのカテキンが出てしまい、緑茶本来の濃厚な風味を損なってしまいます。



【3】古くなった緑茶の楽しみ方

ほうじ茶の写真

古くなって香りが失われた緑茶は捨てることなく、ほうじ茶で楽しみましょう。自家製ほうじ茶は香りが高く、ほうじ茶特有のおいしさが味わえますよ。作り方は簡単です。油を引いていないフライパンに、古い緑茶を入れたら、強火でほうじます。時間にして3分から5分。茶葉の状態を見ながらほうじていきます。フライパンをゆすって、全体に火がいきわたるようにしてください。香ばしい香りがただよいはじめ、煙が立ち上ったら弱火に変えますが、茶葉が茶色に変わったら火の止めごろです。そのままだとフライパンの予熱で焦げていきますから、別の容器に茶葉を入れ替えて熱を冷まします。



【4】ひと味ちがうお茶の楽しみ方
・麦茶に塩

煮出した麦茶にごく少量の塩を加えると、香ばしさが引き立ちます。汗で失われた塩分補給や熱中症予防にも。
・番茶にあられ
あらかじめ湯飲みに小粒のあられを3粒ほど入れておき、番茶を注ぐと、あられの香ばしさが加わって、お茶の香りが引き立ちます。



【5】日本茶の種類
お茶をおいしく飲む女性の写真

・玉露
色が濃い緑色で、甘みがあるのが特長。直射日光に当たらないように栽培されます。

・抹茶
粉末にした緑茶で、茶碗に直接入れて湯を注ぎます。その際竹製の茶せんを用いて細かい泡を立てて風味を楽しみます。

・煎茶
日光のもとで栽培された緑茶で、色は黄緑色。

・番茶
若葉を摘んだ後の煎茶から作ります。茶葉は煎茶よりもやや硬く、品質も煎茶に比べて落ちます。

・ほうじ茶
煎茶や番茶を煎ることで、香ばしい香りがついたお茶です。地域によってはほうじ茶を番茶と呼ぶところもあります。