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暮らしに役立つおばあちゃんの知恵袋

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日本酒や焼酎の楽しみ方

日本酒の写真

お酒は百薬の長。血行を促進して体の血流を高める健康効果が。また心地よい酔い加減でストレスを解消、人間関係の潤滑油にもなります。ただし飲みすぎるとすべてが裏目に。健康を害し、焼け酒はストレスをかえって溜めて、酔いに任せた暴言で人間関係を破綻させることも。こうしたプラスマイナスを心得たうえで、お酒を楽しみたいものです。

【1】日本酒は温度により楽しむ
銚子とおちょこの写真

日本酒にはそのまま冷やで飲んだり、燗をして飲んだりと、楽しむ温度によって味わい方が変わります。また燗のつけ方も温度により名称が変わります・

温度により下記のように呼び名が変わってきます。
5度…雪冷え
10度…花冷え
15度…涼冷え
20度…冷や(常温)
30度…日向燗
35度…ひと肌燗
40度…ぬる燗
45度…上燗
50度…熱燗
55度…飛び切り燗

・冷酒を味わう
5度から15度までのお酒を冷酒と呼びます。冷やすと日本酒独特の香りが華やぐため、香りを楽しむ吟醸酒や大吟醸などは冷酒で味わいたいもの。また低い温度であればあるほど、日本酒のくせが抜けていくため、だんだん風味そのものが単調になってしまう欠点があるため、冷やしすぎには注意を要します。

・純米酒は冷やで
冷やとは20度前後の常温で飲むお酒のこと。常温のお酒を冷やというのは、昔は日本酒は燗をつけるかそのまま飲むかだったため、燗をつけない飲み方を冷やといっていた当時の名残で、そう呼ばれているようです。常温で飲むと、お酒の良しあしがわかりやすく、また雑味も感じやすいため、常温で飲むのは丁寧に仕込まれた純米酒などに向いています。

・燗酒の楽しみ方
燗酒は30度前後から55度程度までのお酒を呼び、前述したように6種類あります。
ぬる燗は純米酒
純米酒を燗で楽しむ場合は、ぬる燗がお奨めです。ぬる燗はお酒の香りが広がる特長があり、純米酒特有のまろやかな香りと芳醇なうま味はぬる燗で堪能できます。
熱めの燗は本醸造で
温度が高い燗は、お酒の持つ甘みが消えていくため、キレのある辛口を好む方に向いています。熱燗にすることで本醸造特有のシャープな味わいが楽しめます。

・竹酒という楽しみ方
竹酒は別名かっぽ酒といいます。青竹を筒状に切って、中に酒を入れたもの。焚き火や囲炉裏の火にくべて、燗をして飲みます。竹が加熱されると竹の中から油分が出てきて、竹の香りがお酒に広がります。これがまたおいしいのです。お酒をつぐときカポカポ音を立てるところからかっぽ酒と呼ばれるそうです。

−簡単に竹酒を楽しむ−
竹筒の写真

本格的な竹酒は、焚き火や囲炉裏の火にくべるように竹を切るため、少々手間がかかります。しかし竹筒を火にくべるのでなければ、面倒な手間をかけなくても、おいしい竹酒が楽しめますよ。竹筒の中にお酒を入れ、竹筒を鍋の中のお湯につけて燗をするのです。これだけでお酒の中に竹の香りが広がって、野趣ゆたかな竹酒が楽しめます。竹酒をつくる前に、用いる竹筒の中にカビが生えていないか、衛生かどうか充分確かめて下さいね。


【2】焼酎の楽しみ方
焼酎の写真

・焼酎は陶製の容器に三日寝かせる

焼酎はストレートで飲んでも、割っても、その場で飲むと刺激が強いものです。しかし陶製の容器に入れて三日ほど寝かせると、陶器の遠赤外線効果や、陶器の極細微な孔で焼酎が呼吸をすることで、まろやかな味わいに変化します。また陶製の器の中で焼酎を水で割ってひと晩寝かせておくと、マイルドな水割りが出来上がります。

・イモ焼酎はまず匂いをかぐ

イモ焼酎の香りにはアロマテラピーと同じ心身のリラックス効果があることが知られています。飲む前にちょっと香りをかぐと、上機嫌のほろ酔いになりますよ。

・ビールの前にごく少量をストレートで飲む
肝臓は一番最初に口にしたアルコールに応じた代謝酵素を分泌します。ビールやワインなどのアルコール度数が低いお酒の前に、ごく少量の焼酎をなめておけば、肝臓は宴会中焼酎に合わせた酵素を出すため、二日酔いの防止になります。