おばあちゃんのお掃除塾です♪
おばあちゃんの知恵が伝えるエコロジカルでエコノミーな、昔ながらのお掃除の方法をご紹介しています。
−目次−
1室内掃除
【1】
茶殻や新聞紙でお掃除
【2】
畳の掃除
【3】
絨毯カーペット
【4】
床の掃除
【5】
スイッチの手あかは消しゴムで
2キッチン
【1】
換気扇の掃除は重曹で
【2】
シンクの汚れは大根の切れ端で
参考記事
キッチンのお掃除
3家具・テーブル
【1】
大根おろしで家具みがき
【2】
家具の傷にはインスタントコーヒー
【3】
テーブルの落書きはみかんの皮で消える!
1室内掃除
【1】茶殻や新聞紙でお掃除

おばあちゃんの知恵が伝える室内掃除は、お茶殻を用います。市販の化学洗剤は肌に良くない成分も。赤ちゃんや子供の肌は敏感でデリケートです。なるべく肌に刺激を与えない天然素材でお掃除しましょう。茶殻のお掃除は本当に簡単。使い終わった茶殻を畳にあけて、広げ、それをほうきで丁寧にはいてちりとりへ。掃除機では取りにくい畳の目に入った細かい繊維くずやほこりなどが、茶殻の水分によりくっついて、茶殻と一緒にお掃除されます。また茶殻がない時は、濡らした新聞紙をちいさくやぶって、畳にまいても。これも新聞紙の水分が小さなごみやほこりを新聞紙に吸着して、畳をきれいにしてくれますよ。あとは新聞紙をほうきではいていけばOKです。なお玄関のたたきなど、水が使いづらい場所のお掃除も、この水を濡らした新聞紙を使えます。
【2】畳の掃除
・畳の黄ばみは酢水で

日に焼けて目につく畳の黄ばみ。でも畳がえをするのは大変ですね。そこで酢水を用いると、畳の黄ばみが目だちにくくなりますよ。「酢」には漂白効果があるのです。やり方は簡単です。まず酢水をつくりますが、分量はバケツ半分の水に大さじ2杯のお酢を目安にします。雑巾を酢水につけた後、しっかり絞って、畳の目に沿って拭いていきます。ただし畳の縁を拭くのはNG。縁に使われている繊維によっては、酢で変色する恐れがあるからです。なお畳は湿気と日光を嫌うため、行う日は晴れた午前中がベストです。窓を開放して風を入れ、畳を拭いた水分が残らないようにします。
・畳の汚れも酢水でOK
畳表はイグサの茎を編んで出来たものですが、イグサの茎の中はスポンジのような構造で、イグサの表の皮がこすれてむけてしまうと、中によごれやほこりがにじみこみます。またカビが発生することも。汚れを落とす作用のある酢水で畳を拭くと、汚れをとって殺菌し、しかも畳の表面に酢水が膜を作るので、汚れやカビから守ってくれます。酢水の分量は、前項の黄ばみとりと同じです。ただし注意点がひとつ。新しい畳に酢水を用いると、畳が変色する可能性が。新品の畳や、表替えして半年たたない畳には、酢水の掃除は控えて下さい。
・畳の醤油のシミは小麦粉で

畳にこぼした醤油は、上から小麦粉をふりかけて、醤油を吸着させた後、歯ブラシでさらに細かく吸着させてから、表にかきだします。あとは小麦粉を掃除機で吸いとればOK。最後に畳を水拭きして、乾いたぞうきんで水分を吸い取りましょう。
・目に入り込んだゴミはあら塩で
細かい粉状のゴミ、たとえば化粧品のパウダーやスナック菓子のくず、煙草の灰などが、畳の目に入って掃除しにくい時は、畳にあら塩をまきましょう。そのあとで上からトントン叩くと、粉を吸着した塩が、叩いた拍子に躍り上がってとりやすい状態に。あとはブラシでかきだして掃除機で吸い取ればスッキリ。雑きんでふくと、かえって目の中に入り込んでしまうので注意して。最初から掃除機で吸い取る場合は、細口ノズルで叩くようにして掃除します。仕上げに洗剤を含ませた雑巾をかたく絞って水拭きしたあと、からぶきするとOKです。
・カビが生えたときは
古歯ブラシで、カビをこすり落とします。その際、畳の目に沿って行うのがコツ。カビを掃除機で吸い取ったら、消毒用アルコールを含ませた布で、カビ発生予防のために畳を殺菌します。
・タバコの焦げ跡
タバコの焼き焦げを洗剤などで水拭きしたりすると、焦げた色素が定着する恐れが。乾いた歯ブラシで畳の目に沿って丁寧にこすっていくと、色がだんだん目立たなくなっていきます。それでも難しい焦げ跡は、脱色作用のあるオキシドールを焦げに少量たらして、歯ブラシでこすると脱色されていきます。大量につけるとその部分だけ変色することに。注意しながらおこなって。
・畳のへりの掃除
畳のヘリは皮脂や落ちた食物、こびりついたゴミなどで意外に汚れているもの。こういう場合は古歯ブラシに台所用の中性洗剤をつけて、よごれをこすり落としましょう。そのあと雑巾で水拭きした後、きっちりからぶきで水分をとればお掃除は完了です。。
【3】絨毯・カーペット
・白い絨毯の黒ずみ・汚れには小麦粉

白い絨毯が黒ずんできても、頭を抱えることはありません。小麦粉を使うとかんたんです。白い小麦粉を絨毯にふりかけてブラシでこすり、細かい汚れや埃と絡ませます。そのあと掃除機で、小麦粉を吸い取ると、絨毯に白さが戻ります。
・カーペットの黒ずみは歯ブラシと洗剤
カーペットなどの黒ずみは、古歯ブラシでゴミやほこりをかきだした後、掃除機で吸い取ります。次に住居用の洗剤を古歯ブラシにつけて黒ずみをゴシゴシ。黒ずみが目立たなくなったら、水につけたタオルをしっかり絞って、カーペットについた洗剤を小刻みに叩いて除きましょう。
・カーペットのシミ抜きの基本

カーペットに料理や飲み物をこぼしてしまった!
こんなときは、液状のものなら布でおさえて吸い取ります。固形ならティッシュなどでつまみとりましょう。こすったり、水で拭こうとすると、かえって汚れが広がってしまいます。こういう時に、ストックしているハギレがあればとても便利ですよ。
・絨毯のシミは台所用中性洗剤で抜く
絨毯などについたシミの大半はこぼれ落ちた食物や液によるものです。こういうシミは台所用の中性洗剤が効果的です。原液をシミにたらして、乾いた布やティッシュでシミをたたけば抜けていきます。あとは固く絞った布で、ついた洗剤をたたいて落とします。また輪ジミになりそうなときは、シミの中心から三倍の広さまでたたいて拭いていきましょう。しつこいシミの場合は、ベンジンまたはアルコールをつけた布で、小刻みにたたいて抜いてください。
・シャンプーでシミを抜く
シミ抜き時に気になるのがカーペットの毛のいたみ。毛を気づかいながらシミ抜きをする場合は、シャンプーの泡を十分に立ててから、古歯ブラシに泡をとって、丁寧にブラッシングをするとのが一番。泡はきめ細かい方が有効なので、ハンドミキサーで泡立てるのをお奨めします。最後はは水をかたく絞ったタオルでシャンプーを拭き取って。
・ジュースなどの水溶性のシミ
ジュースやコーヒなどをカーペットにこぼしてしまったら、こういう手順を踏んで。
1カーペットのジュースにタオルを当てて、まずは水分をタオルへ移します。水分が移るようにタオルは乾いたものを使って下さい。
2つぎに水をしっかりしぼったタオルをシミに押し当ててください。シミを抜く感じで押し当てます。
3中性洗剤をタオルに含ませて、シミをぽんぽん軽くたたきます。最後はタオルを水でぬらして、よくふき取れば完了ですジュースやコーヒー以外に、紅茶、ソース、しょうゆ、お酒などのシミに使って下さい。
・カーペットについたクレヨン
クレヨンは油性なので、熱でとることが。クレヨンのシミの上に布を当てて、その上からアイロンをかけましょう。クレヨンが布へ移っていきますよ。また住居用洗剤を含ませた布でつまみ洗いするのも有効です。
・カーペットについたガム
ガムに氷を当てて冷やしましょう。簡単にはがれます。
・カーペットの焼け焦げは
カーペットの焼け焦げはサンドペーパーを使います。種類は耐水性のもので800番。これを切って焼け焦げを軽くこすってこそぎ落とします。力が強いとカーペットがけば立つので注意して。最後は塩素系漂白剤を綿棒につけて、残った焦げの色を抜いていきます。最後は水をかたく絞ったタオルで漂白剤をふき取れば完了です。
・カーペットのへこみはアイロンを使う
へこんだ部分にスチームアイロンを軽く当てたら、ブラシをかけて。何日か繰り返せば戻っていきますよ。
・ムートンの毛にはシャンプー&リンス
ムートンの毛は汚れやすいもの。汚れが目立ってきた時はシャンプーをうすめた液をつけたタオルで毛を拭いた後、きれいな水でぬらしたタオルでシャンプーをすすぐようにして拭き取り、最後は水で薄めたリンスをつけたタオルで拭けば、汚れがスッキリ、毛はふっくらきれいな仕上がりに。
【4】床の掃除

・乾かしたコーヒーかすがフローリングのワックスがわりに
コーヒーかすには床をピカピカにする油分が。コーヒーかすを乾かして、古い靴下に入れるか、目の細かい布にくるみます。これをこするつけるようにして床を磨きましょう。フローリングは水気を嫌うので、コーヒーかすはしっかり乾かします。
・柔軟仕上げ剤をバケツの水に入れるとほこり防止に
柔軟仕上げ剤には静電気防止成分が配合されています。拭き掃除の仕上げにバケツの水の中に柔軟仕上げ剤を少量とかしておけば、フローリングにつくほこりを防止しますよ。雑巾はその際、かたく絞っておきましょう。
・フローリングの傷は同色の靴墨で応急処置
いつのまにかできるフローリングの小さな傷は、同色の靴墨を塗れば目立ちません。応急処置をする際は、靴墨が衣類などにつかないように、しっかり乾拭きをしておくこと。
・フローリングの板の目につまったホコリは竹くしできれいに。
なかなかとれないのが、フローリングの板の目に目詰まりを起こしたようにこびりついたホコリや小さなごみ。掃除機の細口ノズルを使ってもダメな時は、竹くしでほじくるようにかきだすと、スッキリきれいにとれますよ。
・米のとぎ汁で床拭き
フローリングの掃除は、米ぬかでふくのが一番ですが、米のとぎ汁を使ってもツヤがでますよ。とぎ汁に浸して固く絞った雑巾で、床をふくだけでOK。とぎ汁に含まれる米ぬかの油分がワックス効果となり、床がピカピカになります。ワックスのように臭いも残らず人体にも安全です。ただし無洗米の場合は米ぬか成分がありませんので注意してくださいね。またホウレン草のゆで汁、おからなどもワックス効果が。
【5】スイッチの手あかは消しゴムで