―目次―
1
主武器は重曹
・
悪臭にも重曹
2
月に1度は冷蔵庫の湯拭きお掃除を
3
ポケットや棚は全部外す
4
殺菌消毒は消毒用エタノールを使う
5
ドアパッキンのお掃除
6
こびりついた汚れは
7
下のすき間はチラシでほこり防止
8
取っ手の汚れ
9
食品の収納の仕方
冷倉庫のお掃除
買った食材を冷蔵庫に、詰め込んではいませんか?長い間手入れがおざなりの冷蔵庫の中は、汚れがめだってきていますよ。臭いやカビなどもきっと気になるはず。そこで今回は、手軽な冷蔵庫のお掃除をご紹介します。
(1)主武器は重曹
冷蔵庫のお掃除には、重曹で作った重曹水を使います。
分量は水500㏄につき重曹が大さじ2。この重曹水をスプレーボトルに入れて、拭き掃除用の布に吹きつけて使用します。庫内の料理やソースなどの汚れを丁寧に拭いていきましょう。重曹には消臭作用があり、汚れとともに冷蔵庫の嫌な臭いもいっしょに取ってくれますよ。
・悪臭にも重曹
ドアを開けたら漂ってくる冷蔵庫の臭いはいやなもの。
冷蔵庫の掃除が終了したら、次は悪臭対策をしましょう。悪臭にも重曹を使います。重曹をそのまま粉の状態で
冷蔵庫に置くだけで消臭剤の働きが。重曹以外にも切ったレモンや、ドクダミの葉、コーヒーかすなども冷蔵庫の臭いを防いでくれますよ。
》参考記事
冷蔵庫の消臭
(2)月に1度は冷蔵庫の湯拭きお掃除を
冷蔵庫にはさまざまな食品が出たり入ったりします。いわば雑菌の倉庫のような存在です。日々のお掃除は部分的にはきれいになりますが、雑菌を根こそぎとまではいきません。月に1度は外せるパーツは外して食品をすべて取り出し、全体を湯拭きしましょう。その後は消毒用アルコールを用いて布できれいに拭きあげれば、悪臭やカビを断つことができますよ。
(注意)
冷凍していても、食品は冷凍庫の扉を開けたり閉めたりするたびに空気(酸素)にふれるので酸化していきます。味も風味も落ちるし、冷凍庫の悪臭の原因にも。冷凍保存では食品は必ず密封しておきましょう。
(3)ポケットや棚は全部外す

お掃除の際は、冷蔵庫のポケットをはじめ、棚など外せるものはすべて外して、食器用の洗剤でしっかり洗います。お肉や魚を入れる引き出しや、野菜室のかごは、雑菌の溜まり場状態です。洗剤で洗ったあとは、熱湯で洗い流すなどして、手入れをしましょう。また棚はどうしても食品などで汚れてしまいます。あらかじめキッチンペーパーを敷いておけば、汚れたら取り換えるだけでよいので、棚を外して掃除する手間が省けて便利ですよ。
(4)殺菌消毒は消毒用エタノールを使う
庫内の殺菌・消毒は、消毒用エタノールを使いましょう。布に含ませたら上から下の段へ、すみずみまで拭き掃除をします。調味料の液だれや食品がつくった汚れなどをきれいに落としてくれますよ。パッキンまわりについたカビの消毒殺菌も効果的。揮発性なのでからぶきする必要もなく、手間いらずで便利です。
(5)ドアパッキンのお掃除
ドアパッキンは、手垢などで、特にカビやすい場所です。ここはしっかり消毒します。めん棒に前述の消毒用エタノールをつけて拭くのが一番ですが、ない場合は、果実酒用のホワイトリカーでもOKです。
綿棒がない場合は、ティッシュや布を巻いた竹くしを使います。竹くしをお湯でぬらして、ドアのゴムパッキンの溝をこすってゴミをかきだしましょう。消毒用エタノールで竹くしを濡らせば、より強力なお掃除が。
(6)こびりついた汚れは
庫内のこびりついた汚れは、悪臭を放っている場合が。こうした汚れは液だれなどが原因です。ティッシュをお湯に濡らして、汚れの上をおおって湿布し、汚れをゆるませましょう。あとはお湯に濡らした布巾をかたく絞って拭き取ればOKです。
(7)下のすき間はチラシでほこり防止
床と冷蔵庫の間のすき間は、ほこりやゴミが舞い込んで溜まりやすいところです。しかし場所が場所だけに掃除が大変。そこで新聞のチラシを折って、ほこり防止にすき間に挟み込んでおきましょう。チラシは一枚では不十分、数枚重ねて使用します。すき間のサイズに合うように細かく折ることも重要です。こうするとすき間の掃除は半年に1回程度で済みますよ。
(8)取っ手の汚れ
冷蔵庫の取っ手の黒ずみはメラミンスポンジを使って水拭きします。メラミンスポンジは髪の毛の1万分の1という細い繊維でできたもので、汚れの内部まで繊維が届くのです。取っ手以外にも、冷蔵庫の表面の汚れもこのスポンジで水拭きしましょう。
(9)食品の収納の仕方
また正しい食品の収納は、冷蔵庫のお掃除を助けます。
大根などの根菜や、ホウレンソウなどの葉物を野菜室に収納する場合は、上半分をカットした牛乳パックに、根を下にして立てて保存すると(畑に生えている状態)、鮮度が保てるうえ、野菜の在庫が一目瞭然、取り出しも便利で重宝ですよ。