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暮らしに役立つおばあちゃんの知恵袋

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酒粕で免疫力アップ

【1】免疫を活性化する酒粕の健康成分
最近、健康に美容に高い効果のある食品として注目されている酒粕。この酒粕は酒造りから生まれます。酒造りの過程で、発酵したもろみをしぼりますが、しぼった汁が日本酒となり、のこった酒の粕が文字通り酒粕に。粕と名前がつくので、残りかすと勘違いしそうですが、その栄養たるや、そうそうたるもの。健康な体に必須のタンパク質をはじめ、体のエネルギーのもとの炭水化物、ミネラルやビタミン、アミノ酸、ペプチド、食物繊維などがたっぷり。また美容パックとして酒粕パックは女性に人気ですが、しみの原因となるメラニンの発生をおさえるコウジ酸やフェルラ酸を含み、さらに酵母由来の天然保湿成分も豊富です。こうした滋養に富む酒粕は、免疫システムの重要な役割であるナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化する働きがあることがわかっています。ガンが相変わらず死因の1位を占める現在、酒粕の今後の研究に期待が集まっています。

【2】冬も夏にも「免疫力を高める」酒粕汁
酒粕汁の写真

酒粕汁は、古くから伝わる、健康な体を作る栄養食です。冬の寒い時期はもちろん、夏場の体がバテバテの時でも、酒粕汁を頂くことで、免疫力が高まり、体から元気が出てきます。味もお腹の中にやさしさが広まるような、ほっこりした味。ちょっと体が疲れ気味かな、と思ったら、酒粕汁を作ってみませんか?

−作り方−
(1)具材を煮ます

・400tのだし汁の中に、にんじん、ごぼうなどの根菜を入れて柔らかくなるまで鍋で煮ます。

(2)酒粕をだし汁で溶く
酒粕の写真

酒粕をだし汁で溶いた写真
酒粕100gをボウルに入れて、少量のだし汁で溶きます。好みで味噌大さじ1を入れてもOK。

(3)具材の中へ酒粕を入れる
具材に溶いた酒粕を加えて酒粕汁が出来上がった写真
溶いた酒粕を具材を煮た鍋の中へ加えて軽く温めた後、塩少々で味を調えると、おいしい粕汁の出来上がりです。夏場でも熱い酒粕汁を飲むことで、汗が噴き出て、体に力が湧いてきます。また冷蔵庫で冷まして冷や汁として飲む方法も、夏場ならではのおいしさ。熱くても冷たくても、成分に変化はありません。