−目次−
1
火を起こす
2
消臭効果
3
除湿・加湿効果
4
浄水作用
5
遠赤外線効果
6
土壌改良
1火を起こす
炭で火を起こすことは常識ですが、いったん使った消し炭も使えます。消し炭は火が再びつきやすい性質があり、バーベキューなどで重宝です。その際、消し炭が十分乾燥していることが重用です。湿気ていると火がつきません。消し炭は乾燥保存を心がけて下さい(水で消した炭は天日干しで十分乾燥させておくこと)。
2消臭効果
炭には無数の小さな孔が開いていて、ここに臭い成分や湿気を吸着させることで消臭効果を生み出します。
・冷蔵庫の消臭
皿などに炭を入れて冷蔵庫内に置いておきます。容器に入れる場合はふたなしのものを。または炭をガーゼに包んで置いておいてもOK。一カ月くらい消臭力が続きますよ。
・部屋の消臭
ペットの臭いがついている部屋や、タバコなど悪臭が気になる部屋には、冷蔵庫の消臭と同じ要領で炭を置いておきます。
・押し入れ・靴箱
臭いと湿気がこもる押し入れや靴箱などにも炭を置いておけば、脱臭・除湿・カビ予防効果が。
3除湿・加湿効果
・押し入れやタンスの中を除湿・加湿
炭を入れておくと、湿気があるときは空気中の水分を吸収して除湿の働きが。また乾燥しているときは吸収している湿気を放出するため、加湿の働きがあります。
・米・乾麺の除湿に
湿気が大敵なお米や乾麺をカビから守るために、炭を米びつや乾麺を収納している容器に入れておきましょう。
・枕やベッドの下に
暑さで寝苦しい時は、枕の下やベッドの下に炭を置いておけば、吸湿効果で快適に眠れます。
4浄水作用
・飲料水に
汲んだ水の中に炭を入れておくと、水を浄化してくれておいしい水に。またお湯を沸かすときに炭を入れておけば、カルキを吸収するため味がワンランクアップします。お茶を入れたり、ご飯を炊いたり、料理に使っても。ウイスキーや焼酎の水割りお湯割りもぐんと味がよくなります。
・花瓶や水槽の水に
水が汚れにくく長持ちするので、花の寿命が延びます。また熱帯魚や金魚などの水槽に使えば、水をかえる頻度が少なくて済みますよ。
5遠赤外線効果
・ご飯を炊く
炭をご飯の中に入れて炊くと、炭のもつ遠赤外線作用で、ふっくらと炊き上がったご飯が。水道水のカルキ臭をとり、お米のヌカ臭さも消臭してくれるのでおいしさがアップします。
・おふろに入れる
木綿袋に炭を数本入れてお湯に入れると、遠赤外線効果が働いてお湯が柔らかくなり、体が芯までぽかぽか。湯冷めしません。また沸かしなおしのときのぬめりもありません。
6土壌改良
土に炭を混ぜると、土壌の中に棲息する微生物を元気にするため、ガーデニングや家庭菜園には有効だといわれています。使う場合は炭をハンマーなどで細かく砕いて、土に混ぜあわせます。