手や足の末端へは、血液が届きにくい面があります。冬になると手指や足先が冷たかったり、しもやけなどにかかったりするのもそのためです。この手足の先の血流滞留はその部分だけの問題ではなく、実は全身の血流も滞っていることを物語っています。全身の血の巡りが悪いから、体の先端まで血が届かないのです。そこで手や足先をお湯で温めると、全身の血流が対流をはじめて活性化します。手湯足湯は手や足の疾患を改善、緩和するだけでなく、全身の血の流れを良化して、免疫までもアップしてしまう健康法です。
【1】手湯
手湯は通常よりも熱めのお湯を洗面器に入れます。その中へ手を差し入れて、手首の上までつけましょう。約10分から15分が入浴時間の目安です。肩や首の凝りに悩んだり、ストレスで緊張が解けない人はぜひ試してみて。すきな精油を1滴たらすと、素晴らしいアロマ効果が。
【2】足湯
足湯は体を温める効果が抜群なので、風邪の症状がつらくてお風呂に入れないときなどにも利用できます。通常のお風呂のお湯より熱めの湯をバケツなどに入れて、くるぶしの3センチほど上までつけましょう。自然塩をひとつかみ入れるとさらによいでしょう。生理痛や膀胱炎にもよいといわれています。約10分から15分が入浴時間の目安です。