本文へスキップ

暮らしに役立つおばあちゃんの知恵袋

TEL. 090-1211-0042

〒879-1505大分県速見郡日出町
川崎1612番地1

健康薬酒の作り方

昔はよい薬がありませんでしたから、身近なもので薬酒をつくって、健康づくりに励んでいました。今もおばあちゃんの知恵として伝わる、体を健康に保つ薬酒のつくりかたをご紹介します。

−目次−
1梅酒
2レモン酒
3黒豆酒
4ショウガ酒
5松葉酒


【1】梅酒
梅酒の写真

薬酒の王道は梅酒です。成分のクエン酸が疲労を回復し、胃腸の働きを促進する効果が。食前酒として飲むと、健康を維持できますよ。

・作り方
(1)青梅1キロをよく洗って、8時間ほど水につけてアクを抜きます。
(2)竹くしなどを用いて梅のヘタを取り除きます。竹くしを使うのは青梅を傷つけることがないようにするためです。
(3)保存瓶はあらかじめ熱湯消毒しておきましょう。この瓶に青梅と氷砂糖500gを交互に入れてホワイトリカー35度1.8リットルを最後に注ぎます。
(4)90日後くらいから飲めます。にごりや雑味が出るため、梅は1年後には取り出しましょう。


【2】レモン酒
レモンの写真

クエン酸たっぷりのレモン酒は疲労回復にぴったり。カクテルや料理に使ってもおいしいですよ。

・作り方
(1)レモン1キロを用意します。そのうち100g分は、皮まで使うため、充分にこすり洗いをして、農薬やほこりをとっておきます。残り900gのレモンは、皮と白いわたをとっておきます。
(2)皮つき、皮なしのレモンをすべて2センチほどの輪切りにします。
(3)保存瓶はあらかじめ熱湯消毒しておきましょう。この瓶にレモンと氷砂糖200gを交互に入れて最後にホワイトリカー35度1.8リットルを注ぎます。
(4)90日後くらいから飲めます。にごりや雑味が出るため、レモンはすべて30日後には取り出しましょう。



【3】黒豆酒
黒豆の写真

あざやかな紫色のお酒です。体を温めますので、冷えが原因の関節痛等にも効きますよ。冷えに悩む人にもお奨めです。

・作り方
(1)黒豆400gを布巾でよくふいて、汚れやほこりを落としておきます。
(2)保存瓶はあらかじめ熱湯消毒しておきましょう。この瓶に黒豆を入れてホワイトリカー35度1.8リットル
を注ぎます。
(3)飲めるのは5カ月後くらいから。にごりや雑味が出るため、黒豆は10か月後に取り出します。その際、黒豆酒を布でこすようにします。



【4】ショウガ酒
ショウガの写真

ショウガの成分が胃の働きを促進して食欲増進効果が。冷えを取り体を温めます。冷え性の方にお奨めです。

・作り方
(1)ショウガ1キロをよく洗って、水気をふき取っておきましょう。
(2)皮付きのまま3センチ程度の厚さに輪切りにします。
(3)保存瓶はあらかじめ熱湯消毒しておきましょう。この瓶にショウガと氷砂糖200gを交互に入れてホワイトリカー35度1.8リットルを注ぎます。
(4)90日後くらいから飲めます。にごりや雑味が出るため、ショウガはすべて1年ほどで取り出しましょう



【5】松葉酒
松葉の写真

松葉はデトックス効果や体の疲れをとるお酒です。体調維持にピッタリの、昔から伝わる仙人酒です。

・作り方
(1)適量の松葉をよく洗って乾かします。
(2)保存瓶はあらかじめ熱湯消毒しておきましょう。この瓶に乾かした松葉と松葉と同量の氷砂糖を入れます。最後にホワイトリカー35度をひたひたになるまで注ぎます。発酵力が強くて爆発しないように、ビンは布でふたをします。冷暗所で保存しましょう。
(3)1カ月くらいで飲めます。長期保存でもOKです。