夏本番になり熱中症が心配される季節では、帽子がその予防に効果があることは広く知られています。気温30度の屋外で帽子を被るかどうかを比較した実験では、たった5分の間で頭の温度に約10度もの違いがあるそうです。帽子は頭を守ってくれますので、子供が外出する際は必ず帽子をかぶらせましょう。
さらに、帽子の中によもぎの葉を入れておくと、熱がこもらず、ぐっと涼しさを感じることができます。これが昔から伝わる「よもぎ帽子」の知恵なんです。よもぎの葉を適量摘んで20センチ程度に切り、帽子の中に入れます。そうすれば、普段通り帽子を被るだけで大丈夫です。
春の香り高い若葉もいいですが、夏の硬い葉は帽子から伝わる外気を遮り、葉から蒸発する水分が帽子の中の熱を抑えます。ただし、敏感肌やアレルギー肌の方は、使用前にテストをすることをお勧めします。