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暮らしに役立つおばあちゃんの知恵袋

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 脳梗塞をぶっ飛ばせ!友の会

再発を防いだ私の体験談 参田峰秋

                              
■再発を防ぐ「イキイキ心」と「仲間」について
 
脳梗塞の再発を防ぐためには、体のリハビリだけでは不十分です。私は、今日をイキイキ生き抜く、ハツラツとした心のエネルギーを持てるかどうかが、カギだと考えています。 多少辛くても、体のリハビリはダレにでも実行できますが、このイキイキした前向きの心を持つことは、状況が状況だけに、誰でもできるというわけにはいかないようです。しかし心は確実に、体の細胞に影響を与えます。
 
 心のストレスが脳梗塞をはじめ、癌、心臓病などの生活習慣病の元凶になっていることは、周知の事実です。私の発病も、このストレスが原因であったと感じています。それまでの自分は、余りにも「No!」の世界が多過ぎました。職場の中で、また仲間に対して、そして、ある時は家庭においてまでも、「ダメ!」「ウルサイ!」「ゴチャゴチャ言うな!」全てこれでした。私の心電図は毎日大変だったでしょうね。「No」の世界が自分を興奮させ、いら立たせ、ストレスをためていく原因となっていたのです。しかし同じ「No」を言うのでも、まずは相手や状況を素直に認めて「Yes」の心で受容し、その柔らかな心で相手のためを考えて「No」を出す方法もあることを、この病気は私に教えてくれた様です。

 長い苦しみから得た、小さな、しかし私にとっては貴重な悟りでした。この私なりのストレス防止策の発見が、結果として再発防止、再起への原動力になっていったことを私は強く感じ取っています。
 
 前述のとおり脳梗塞に打ち勝つためには、生命力あふれる強靭な感情を作り上げなければ、体の自然治癒力や免疫力は、強化されません。とはいえ、今ではえらそうなことをかくいう私ですが、当時は手足の動きは鈍いし、そういうわが身が情けなくて、退院後の半年間くらいは、その辛さに何度も涙を流したものです。心は暗黒の世界に住み、正直言って、とてもイキイキどころではありませんでした。
 
ああ、精神的に立ち直りたい―。当時の私はその一心で、大病を患いそれを克服した人たちと、触れ合う機会さえあれば積極的に足を運び、その話に耳を傾けていました。そして気がつくと、いつしか私のまわりには、素晴らしい仲間の輪ができていたのです。
 
 自分ひとりではないんだ。自分にはこの苦境越えを手伝ってくれる仲間がいてくれる―。不安にさいなまされ、眠りにつくことができない夜などはそう考えるだけで、心に光明が差し込んできたものです。そうなると人間は、強くなっていきます。びくびくしていた心が、病気をしっかり受け止めていったのです。神経が少しずつ太くなり、いい意味で居直ったのでしょうか、気がつけば最悪な体の状況に対しても、いちいち心が動かなくなっていました。

 結局この気持ちの変化がよかったのだと思います。毎日をなんだかイキイキ生きていけそうな、そんな心になっていったのでした。
リハビリが楽しく、いつの間にか頭の中は、病気が癒えた未来の自分の生活を描いていて、その夢に向かってまっしぐらに進む強い自分がいました。何度も云いますが、このハツラツとした心が、私の再発を防いでくれた大きな要因になったと確信しています。

 神様でも仏様でもない、自分の心―。そして仲間たち。私は再発の不安に悩んでいた私の真っ暗闇人生に、光を与えてくれたこの「イキイキ心」、そして病魔をいっしょに打ち破ってくれる「仲間」という存在を皆様に伝えたく、脳梗塞という病気は、高血圧が引金だったり、糖尿病からの発病だったりと、その原因はひと様々です。ですから自分と同じような経緯の発症者が、再発をどのようにして防止してきたか、その体験談やアドバイスに耳を傾けることが、再発を食い止める最良の道。その道を提供するのが、「脳梗塞をぶっ飛ばせ!」友の会です。

「この先自分はどうなるんだろう」「再発は本当に避けられるのか」。不安というものは、先が見えない状況から起こります。その「先」を知っているのは、脳梗塞を身をもって体験した先輩方です。不安を解消するという点から言っても、体験者の話やアドバイスは、大きな力となるでしょう。

 当会は脳梗塞で倒れながらも、自らの努力で再発を防ぎ、日常生活へ復帰していった脳梗塞経験者のコミュニティです。再発の不安に悩むあなたへ、私たち経験者が、再発を阻止できた自分の実体験に基づくアドバイスを送り、再発防止にいっしょに取り組んでいきたいと願っています。あなたが脳梗塞という病をたくましく潜り抜け、やがては同じ悩みを持つ方へのアドバイザーへと成長していただければ、主宰者の幸せ、これに優るものはありません。

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脳梗塞をぶっ飛ばせ!
友の会会長 参田峰秋