最低気温が18℃を切ると、大半の人が半袖から長袖に着かえるということです。秋の衣替えもこの時期がちょうどよい頃。一度でも着たシャツや上着は必ず洗って、皮脂汚れや食べこぼしをきれいにしてから衣類を収納。虫食いやカビから衣類を守りましょう。
■虫干し
空気が乾燥した秋の天気の良い日には、虫干しを行いましょう。秋の虫干しは、ウール製品には特に最適です。毛織物につく虫は7月から8月の真夏に衣類に産卵します。この時期に虫干しをしてしまうと、卵を抱えた成虫が逃げだして、かえって虫や卵をあちこちにばらまく恐れも。
・衣類を風に当てるのが目的
虫干しは三日以上晴れの日が続いた、カラっとした日に行います。虫干しの時間は午前10時くらいから、午後2時までが最適です。虫干しは衣類に風をあてるのが目的ですから、直射日光を当てるのは避けましょう。虫干しは室内で行います。部屋のドアや窓を開けはなして通気をよくしてから、風の通り道と平行にロープを張ります。物干し竿を部屋のドア上部のさんからさんへわたしてもOKですよ。夏のスーツやジャケットなど、型崩れしやすい服はハンガーに掛けてロープや物干しに吊るして干しましょう。着物があれば、広げて帯を結ぶあたりが真上になるように、ロープや物干しにふわりとかけます。帯はゆるやかに巻き付けるようにして。
中身を出したタンスの引き出しや衣類箱も一緒に虫干しをしますが、これは日光に当てても大丈夫です。バッグ類や小物類、履物も、風に通しておきましょう。
・虫干しの際の注意点
衣類に虫や卵がついていたら大変です。虫干しの際にはこの二つを徹底チェック。もし見つけたら取り除いてアイロンをかけましょう。アイロンで死滅させることができます。
・しまい洗い・防虫剤の置き方・煮洗い
衣類をしまう前に行う「しまい洗い」や防虫剤の置き方などは
春の衣替えを参照してくださいね。
また真っ白いシャツが黄ばんでいたら
煮洗いをしてから収納しましょう。