【3】薬草湯
・よもぎ湯
日本在来種の植物で、原産地は中央アジアの乾燥地帯といわれています。生葉は止血効果があり、乾燥葉を茶として飲用すると、浄血作用や貧血改善、下痢、胃への健康効果があるといわれています。
・効能
体を温めて冷え性に。美肌や筋肉痛、腰痛、神経痛、関節の痛み、痔に。どの痛みにも効く。
・入り方
陰干しして乾燥させたよもぎ2つかみを布袋か洗濯ネットに入れて浴槽へ。お風呂に水を張って水から沸かします。
》詳しくは
■アロエ湯
アロエは紀元前のエジプトやギリシャなどでその利用が確認される植物です。日本には鎌倉時代に伝わったとされています。「医者いらず」といわれてきたキダチアロエは火傷、切り傷、虫刺されに外用として用いるほか、胃腸痛や便秘として内服する用途も。
・効能
美肌効果や切り傷、やけど、痔、安眠効果に。
・入り方
生葉4本を細かく刻んだら、布袋か洗濯ネットに入れて沸かしたお湯の中へ。
■菖蒲湯
1入り方
布袋に入れて沸かしたお湯に入れる。よく洗ってそのまま浮かべても。
2効能
体を温めて冷え性予防に。リラックス効果や美肌効果も。打ち身や神経痛、皮膚のトラブルにも。
■ドクダミ湯
1入り方
陰干しして乾燥させたドクダミ2つかみを、布袋に入れて、お風呂は水から沸かします。
2効能
体を温めて冷え性予防や美肌効果が。ニキビや吹き出物の肌のトラブル、たむしやわきがに。
■桃の葉湯
1入り方
30枚の葉を布袋に入れて、鍋で煮だします。その汁とともに葉の入った布袋もお風呂に入れます。
2効能
体を温めて冷え性予防に。あせもや湿疹の肌のトラブルに。
■桜湯
1入り方
花びらを浮かべます。
2効能
リラックス効果が。
■柿の葉湯
柿は奈良時代に中国から渡来したと考えられています。柿の葉には花粉症や糖尿病によいとされるポリフェノールや、ビタミンCが豊富に含まれています。
・効能
美肌や肌荒れにすぐれています。
・入り方
30枚程度の葉を布袋か洗濯ネットに入れて、沸かしたお湯の中に入れます。
■ハト麦湯
1入り方
実を干して乾燥させ、3にぎりほどの量を布袋に入れて鍋で煎じてから、煮汁とともに袋ごとお湯に入れます。
2効能
体を温めて冷え性予防。美肌効果。神経痛やリウマチに。
【4】ハーブ湯
■バラ湯
1入り方
花びらを浮かべます。
2効能
リラックス効果が。
■カモミール湯
1入り方
乾燥させた花ひとつかみを布袋に入れて、沸かしたお湯に入れます。
2効能
リラックス効果や美肌効果が。湿疹や安眠にも。
■ミント(ハッカ)湯
1入り方
生の茎や葉を布袋に入れて(乾燥させたものでも可)沸かしたお湯に入れます。
2効能
体を温めてリラックス効果が。肉体疲労や風邪、頭痛の時にも。
■ローズマリー湯
1入り方
乾燥した葉ひとつかみを布袋に入れて、沸かしたお湯の中へ入れます。
2効能
リラックス効果が。
■ラベンダー湯
1入り方
乾燥させた花ひとつかみを布袋に入れて、沸かしたお湯に入れます。
2効能
リラックスや頭痛、安眠効果が。
【5】その他
■塩湯
塩湯とは湯に塩を溶かしたお風呂です。塩湯の塩分が毛穴をふさぐため汗の蒸発をおさえることで、体内の保温力が高まって湯冷めしにくい「熱の湯」の特長があります。
・効能
体を温めて冷え性予防。神経痛、関節痛、筋肉痛に。
・入り方
ぬるめのお湯にひとつかみの塩を入れます。精製塩ではなくミネラルたっぷりの天然塩がお奨めです。
■炭湯
1入り方
炭500gを布袋かネットに入れて浴槽へ。お風呂は水から沸かします。
2効能
体が温まり冷え性予防に。美肌をつくります。
■日本酒湯
お風呂に日本酒をいれて入る入浴法です。日本酒の飲用効果は血行促進や疲労回復、美肌効果が認められていますが、入浴に使うことでも同類の作用があるといわれています。
・効能
体を温めて冷え性予防、美肌効果、肉体疲労に効果があります。
・入り方
熱めのお湯にして700tを入れます。