・ハチミツには150種類以上の栄養が
ハチミツは150種類以上の成分を含む栄養の宝庫です。ビタミンをはじめミネラル、ポリフェノール、酵素、アミノ酸、過酸化水素などの薬効成分がたっぷり。ハチミツは風邪対策としては体の免疫を高めたり、のどの炎症を抑えたり、風邪の原因となる疲労を回復します。風邪で食欲がなくて消化吸収力が落ちているときは、消化器の働きを回復して、胃や腸の痛みを和らげる働きも。
過酸化水素が風邪を撃退
ハチミツには殺菌成分である過酸化水素が含まれています。ハチミツはのど荒れやのどの炎症に効果を発揮しますが、それはこの成分の力によるものです。
風邪を撃退するハチミツのとり方
(1)ハチミツうがい
のど荒れ退治に頼もしいハチミツですが、これをうがいに利用すれば、より効果的です。のどが痛い時は口の中は菌やウイルスで一杯です。このウイルスなどを口の外へ出すことなしにのどうがいをすると、のどに口の中のウイルスまでがつくことに。水をのどまで流さずに、まず口の中だけウオッシュします(これはうがいの基本です)。次にハチミツ成分がのどにしみこんで細菌を殺すようにのどうがいをします。ハチミツうがい液はゆっくり飲み込んで、のどを通過させます。これもまた殺菌になるのです。
(2)のどの痛み、冷え、食欲不振にはハチミツ生姜湯
ハチミツの殺菌力や免疫促進力と、生姜の発汗力、食欲増進作用、高い殺菌力を組み合わせた飲み物です。生姜一片をすりおろした生姜汁を湯飲みのお湯で割って、好みの量のハチミツを入れた飲み物ですが。あまくてピリッとおいしいので、お子様でも飲めます。神経痛や冷え性によいという声も。
》ハチミツ生姜湯作り方
(3)大根ハチミツ
昔から伝わる、大根とハチミツの成分でのど荒れやのどの炎症を緩和する療法です。ハチミツのビタミンCと過酸化水素、大根の消炎作用成分イソチオシアネートで、のどに炎症を起こす菌を殺して炎症を鎮め、晴れや痛みを止めてくれます。
》大根ハチミツの作り方
(4)にんにくハチミツ漬け
にんにくとハチミツは風邪対策には最強のコンビです。ニンニクもハチミツもともに体を温める働きがあり、しかも免疫促進効果も。ニンニクのアリシンが滞った新陳代謝を促して、ハチミツのグルコン酸やオリゴ糖が、血流作用の重要部である腸内環境を整えます。
》ニンニクはちみつ漬けの作り方