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NPOおばあちゃんの知恵袋の会は我が国に伝わる健康の知恵や暮らしの知恵を、次世代へと伝えていく特定非営利活動法人です。

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著名人が語るおばあちゃんの知恵袋

第16回 船井 幸雄さん


人生の知恵が詰まった「福・禄・寿」の言葉



船井幸雄さん

■誰もができ効果抜群の「両手振り体操」

 “経営指導のプロ”として知られ、74歳になったいまでも現役で活躍中の船井幸雄さん。
  今回は、静岡県熱海市にある船井さんのご自宅を訪ね、ご自身が毎日実践されているという、とっておきの健康法についてお伺いした。
  まず、お話しいただいたのが、当ホームページでも紹介している「両手振り体操」について。

 「『両手振り体操』は、親交のあった工学博士の故・関英男先生から教えていただいたものです。関先生は通信工学の権威で、2001年に96歳で亡くなられるまで、頭脳明晰、数カ国語が自在に操れ、平気で二時間くらい立ったまま講演できるほど、とても元気な方でした。この関先生が毎朝必ず実践していたのが、中国の『易筋経』という経典に載っていた『両手振り体操』だったのです」

 「両手振り体操」は、ただ立って両手を前後に振るだけの簡単な体操。老若男女、誰もが手軽にでき、しかもびっくりするような健康効果が得られることで知られている。

 「免疫学の第一人者である安保徹先生(新潟大学大学院教授)によると、『両手振り体操』を毎日10分でも続けていけば、全身の血行が良くなり、背骨のゆがみが改善されるなどの効果があるといいます。

 日頃なかなか鍛えられない内側の小さな筋肉(インナーマッスル)が刺激を受けるため、身のこなしが軽やかになる面もあるようです。私自身、初めは半信半疑だったのですが、毎朝30分ほど妻と一緒に続けていくうちに、体調がどんどん良くなり、驚いたことに視力が0.05から約三年で0.9にまで劇的に改善、老眼も気にならなくなりました。

 私がいまも元気でいられるのは、『両手振り体操』によるところが大きいと思うのです」

■自然塩入りのお湯で基礎体温がアップ!

 船井さんが毎日元気でいられる秘訣は、ほかにもまだまだある。今回は、講演や著作の中で語られている様々な健康法のなかから、次の4つのポイントについてお話をうかがってみた。

(1) 毎日、適当に体を動かす
(2)基礎体温を高めにする
(3)プラス発想をする
(4)自分の体に合った健康食品を見つけ、活用する

 「(1)の『適当に体を動かす』に当てはまるのが、『両手振り体操』です。世の中にはもっと複雑な運動がいくらでもありますが、それでは面倒になって長続きしません。また、過剰なトレーニングは体をかえって壊してしまう面があるでしょう。適当にという、その案配が大切なのです。

 私の場合、ほかにも時間のある時に犬の散歩を40〜60分、連日のようにある講演では90〜120分ぶっつづけで立ち続けます。こうした運動を日常の中に意識して組み込んでいくと、それだけで体調がよくなってくるでしょう」

 (2)の「基礎体温を高めにする」については、先の安保先生も免疫力を高める秘訣として「熱めのお風呂に入る」ことなどをすすめている。
  しかし、船井さんの実践法はこの入浴にプラスアルファの工夫があるようだ。

 「長い間“カラスの行水”だった私が熱めのお風呂にゆっくり入るようになったのは、元京都大学教授でいまは川崎にクリニックを開業している白川太郎先生に、『普段から36.5〜37度の体温を維持すると病気にかかりにくくなる』というお話を伺ったのがきっかけ。

 私の場合、この入浴の前後に自然塩を一つまみ溶かしたお湯を飲むようにしています。これを毎日続けていくと、35度台の低体温の人でも基礎体温がアップし、冷え症などが改善できるようです」

 (3)の「プラス発想をする」は、船井さんのファンならご存じのように、船井流経営学のベースにもなっているものだ。

 「日頃からクヨクヨと悩み、細かいことを気にしてばかりいたら、それだけでストレスがたまり、病気にかかりやすくなってしまいます。もちろん、こうしたマイナス思考は、そう簡単に改善できないかもしれません。

 うまくできないという人は、自分が『これは本物だ!』と思える人の生き方を観察するようにするといいでしょう。自分なりに真似てみることでプラス発想のコツが少しずつわかってきます。

 また、重い病気になったとしても、何か意味があって起こったのだと理解することが大事。すべてが『必然・必要・ベスト』なのだと前向きに受け止めることで、つらい経験も乗り切れるようになるはずです」

(船井幸雄さんプロフィール)
1933(昭和8)年、大阪生まれ。国内最大級の経営コンサルタント会社である(株)船井総合研究所(船井総研)の創業者.現在も経営相談や年間260回以上の講演を行なうかたわら、生き方や経営のコツを書いた著書を多数発表している。
健康関連の著書としては、『船井幸雄の超!若返りと健康のコツ』(グラフ社/赤池キョウコさんとの共著)『医者いらず老い知らずの生き方』(徳間書店/安保徹先生との共著)などがある。

■本物が見分けられる、カンタンな「前屈判断法」

 では最後、(4)の「自分に合った健康食品を見つけ、活用する」ということだが、これもなかなか難しいこと。船井さんはどのようにして見つけているのだろうか?

 「自分に合ったものを見つけるには、自分の体に聞くしかありません。これは健康食品にかぎらず、食品全般やモノや道具に対しても言えることです。そのための様々な方法がありますが、誰もがすぐに実践できるものとしては『前屈判断法』がおすすめでしょう。

 まず立った状態でヒザを伸ばし、前屈姿勢でどこまで指先が届くか確認します。次に自分の体に合っているか試してみたい健康食品などを手に持って、もう一度前屈してみてください。

 驚かれるかもしれませんが、それがあなたにとって良いものであれば、体はよく曲がります。逆に悪いものであれば、普段よりも曲がらなくなってしまいます」

 船井さんによると、「人は良いものにふれると筋肉がゆるんでしなやかになり、悪いものにふれるとこわばって固くなる性質がある」のだそうだ。

 「日常の中で何となくイヤな気分だなとか、いい気分だなとか感じることがあるでしょう。この感覚を大事にしていけば、前屈をして確かめなくても自分の体質に合った、必要なものが見分けられるようになります。

 人間関係なども含め、自分と波長が合ったものとつきあっていけるようになるでしょう。この『前屈判断法』も誰にでもできる簡単なものなので、ぜひ試してみてください」

■人生の知恵が詰まった「福・禄・寿」の言葉

 経営指導の達人であり、人生のよき指南者でもある船井さんがいま人にすすめる生き方は、「福・禄・寿」という3つの言葉に集約されるという。

 「これは中国の帝王学という学問を通して教わったことなのですが、わかりやすく言えば、『福』は人間関係を良くするための、『禄』は正しい経済活動を行うための、そして『寿』は病気知らずで健康に生きるためのコツと考えたらいいでしょう。

 この3つを実践するのは、決して難しいことではありません。『福』=人間関係に最も大事なのは、約束を守ること。『禄』=経済活動に大事なのは、“労働なき富”に頼らないこと。そして『寿』=健康に大事なのは、様々な健康法をほどほどに活用し、心配しないことです」

 この「福・禄・寿」を若い頃から習慣にしている人は、健康的で誰からも好かれ、社会的にもすばらしい仕事をしていると船井さんは言う。

 「小さなお子さんのいる方は、0〜6歳で『寿』(健康)を、6〜12歳で『福』(人間関係)を、12歳以降に『禄』(経済活動)を教育するよう心がけること。そうすればとてものびのびした明るいいい子に成長するでしょう。

 私がすすめる四つの健康法を含め、この『福・禄・寿』をぜひ実践してみてください。それがいつまでも若々しく、元気でいられる一番の秘訣と言えるのです」

(第16回 船井幸雄さん インタビュー 終わり)






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